代官山で器や生活雑貨を扱うアレゴリーホームツールズと母体の株式会社アレゴリーにまつわるいろいろをプレス兼水曜日当番が気まぐれに綴る裏業務日誌。

うつわ男子 vol.16
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長い沈黙を破って・・のうつわ男子

美しいモヒカンは昨日刈りたてホヤホヤ
うつわを愛するアパレル系男子、O田さんです

気づけばなんと約2年ぶり
お久しぶりでございました

空前の「〜男子、○×女子」ブームを受けて
なんとなく静観していたひねくれ者の私

でも今日はやります
いや書きます

理由は最後まで読めばわかる
負けられない戦いがそこにあるのです

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私のスタック鍋への溺愛っぷりを凌駕する
深い耐熱陶器愛のあるO田さん

もはやイニシャルトークになってないけど、、、O田さん
長きにわたってAllegoryを愛用して頂いていまして

水曜日、一番お店に来ている男性は彼かもしれない

ご飯釜にスタック鍋、コッタのオーバルキャセロール
耐熱陶器の鍋やうつわ、和陶・・

いくつ持ってるのかな・・ってカウントしましたが
挙げたらキリがないので諦めました

とにかく、窯元ばりに揃ってる


自宅で料理して客人をもてなすO田さん

プロなの?

ちなみに、このポストの料理人というのも彼
http://ura-allegory.jugem.jp/?day=20150415

料理をする男性は周囲に沢山いるのですが

O田さんは、いわゆる「男飯」ではなくて
正統派のごはんを作るのがすごい

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O田さんinstagramより

肉じゃがにきちんと絹さや添えるとか
ごはんさりげなく五穀米だとか

彩り、バランス、盛り付け方
そこらの女子よりも断然女子力が高い

そんなO田さんは

モヒカンに、Tシャツ、ショートパンツ
足元はReebokのポンプフューリーがトレードマークです

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おしゃれ


ちなみにポンプフューリーも色違いで沢山持ってる

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店主が先日道ですれ違ったそうですが

「オーラ出てた」らしい

このフューリー、どうやら店主とお揃いらしい
(おれ、おれも持ってる!!と興奮)

確かに、たまたまお店でO田さんを見た友人も
あの人どこかで見たことあるなぁ・・と言ってた気が

そういう人なんです

あと笑顔がめちゃキュート
決めポーズはWピース

つい先日も、今店頭に置いていないマニアックなお鍋を
4th−marketからダイレクトオーダーで購入していたO田さん


うつわ男子が過ぎる

しかも

「ちゃんと(ブランドを)知ったきっかけは代官山のアレゴリーって書きましたからね」と


これには泣いた
全Allegoryが泣いた

まつげを濡らしながら筆を進めます

何せここからが今日のハイライト

さて、なぜ急にうつわ男子を書く気になったのか
なぜ2年の沈黙を破ったか

http://sakazen-audition.jp/

みなさま、業界初・ぽっちゃり系男子の為のファッション誌

Mr Bebeをご存知でしょうか

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この雑誌の主宰する読者モデルオーディションに
O田さん、もとい太田さんがエントリー中なのです

「ポッチャリ男子よ集まれ、大きいサイズのモデルオーディション」

うつわ男子も負けませんよ

これはアレゴリー全社を挙げて応援するしかないと
組織票で勝ちに行こうと

先週社内会議で決定しまして

(業務連絡・社員および関係者一同は速やかに投票を)

今一度URL
http://sakazen-audition.jp/

No2ですよ
太田さんですよ

プロフィールの「笑うこととパウンドケーキ焼くくらいしか・・」にピンと来たらぜひ清きいっぴょ・・


あんまり書いて公職選挙法に触れるといけないので最後までは書かない


大人の読者のみなさま、察してください推してください


投票は明日まで


明日まで


よろしくどうぞ

それではまた来週!
プレスかとう
 
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うつわ男子vol.15
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数えること15回

お久しぶりのうつわ男子は
ヘアスタイリストのwataru氏

ロンドンを中心に活動していて、ただいま一時帰国中
先日ふらりとお店に来たところをすかさずSNAPしました

もともと、渡英前にアレゴリーの近くの代官山のサロンで働いていて
その頃からよくお店に遊びに来てくれたり、うつわや道具を使ってくれていた彼

私が昨年ロンドンに行く時は店主がwataruくんにコンタクトを取ってくれて、向こうで一緒にビールを飲んだりして。一人旅の不安をだいぶ和らげて貰った救世主でもあります。

料理も好きなwataru氏は生粋のうつわ男子


スタック鍋や急須など沢山の道具を愛用してくれています

ありがたや

海外で暮らしてみて、やはり日本の道具はいい!と言ってくれるのはとても嬉しい

この日まず興味を示していたのはスウェーデンのパスタメジャー

穴の大きさの違うメジャーが4つセット

1〜4人分までのパスタが計れるようになっている便利アイテム

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「僕、だいたいいつもこれくらい茹でて食べる」

彼が手にしているのは3人分のサイズ
どんだけ食べんねん

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リサイクル素材を裂き編みしたマットを手に取る


私「写真撮るからそのままステイ」


wataru「これうつわじゃないよ」


ごもっとも


ひとつひとつ色合いなどの違うリサイクルマット
定番的に人気のあるやつ

キッチンに敷くやつ欲しいと検討中らしいです
125cmのサイズは多分シンク前にちょうど良いのではないかと

料理をしたくなる環境を作るのもけっこう大切

この日、気になるBAGを持っていた彼
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おしゃれな手書き・・とよく見ると

「わたる」

ひらがな

いかしてます。こういうの好き
そのいかしたバッグにはBOOK(作品集)が入っていたので見せて貰う
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どれもビューティフルでため息だったけど特にコレ

髪切りたくなっちゃうなぁ
つうかこの子可愛いなぁ

美しいものを見れてラッキーでした


もちろん本人のヘアスタイルも良い感じでしたよ

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日本にいる間はサロンワークもたまにしているそうなので
我こそは、という方はコメントでも下さい

wataru氏の仕事はここで見れます

wataruくんありがとう!

ようやく春の気配
お散歩も楽しい季節になりました

今週も水曜は元気に店番します
代官山へ起こしの際は是非

それではまた来週!
プレスかとう
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うつわ女子vol.9
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2014年最初のうつわな人
デザイナーのRさん

BAGやアクセサリーのデザインをしています

水曜日以外の日、私がファッションのお仕事をしていることは
ブログでもたまに触れてきたのですが

彼女とは週に何日か机を並べて
仕事を一緒にしている関係でもあり

このうつわ女子を通じた友人でもあります

一緒に仕事をするようになってから、よくよく話してみると
彼女の結婚パーティーで同席していたことがわかったりして

世の中ってほんとうに狭いな、と改めて感じる

この日は「お正月に向けて和食器買いに来ました」と
すでにやる気

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選定に余念がない図

ものづくりを生業にしている彼女
料理に対しての姿勢もやはり人とちょっと違う

「今回はおせち、お重にいれないでやろうかなーと思ってるんです」

いいねぇ・・

わくわくしますよ、そういうの


一緒にうつわを見ていても

「これには○○を盛りたい」とか
「あれとあれを合わせたい」とか

具体的なイメージが湧いてくる沸いてくる・・

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悩んだ後に決めた一品目
錆格子隈切 長角皿 ¥2100

鉄釉で描かれた格子柄と、隅切という角をカットした特長的な形
焼き魚なんかにもすごく良いと思うこのお皿

微妙な柄の入り方などを選んで
決めたのが最初の画像の1枚

あちらに決定〜

在庫がある場合は、こんな風に柄や釉薬の加減など
お好きなものを選んでいただけます(プチ情報)

あとは、前々からチェックしていたこの「いろは」シリーズも

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飯碗と平丼

どうせならぜんぶ違う柄が面白いよねー、と意見が一致

そう、どうでもいい情報ですが彼女とは好みが近いらしく
偶然同じようなものを買っていたり、気づいたら同じような格好だったり

同じ靴をたまたま持っていたりなんかして

不思議なもんです

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彼女のセレクトこんな感じ

1・2・3


平丼をどの柄にするかで
並べた時の印象もだいぶ違ってくるのが楽しい


※向こうに見切れているのは勿論本人です


ここまで来たらこのうつわ達

どんな風に食卓に並ぶのか見たいのが人の心というもの・・



見せましょう!!



太っ腹!って思った方、そのとおりです
見たいでしょうそうでしょう

自画自賛しすぎですね。自覚はしてます


気を取り直して冷静に
お正月のR家の食卓、行きます


まず、長角皿
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この格子の柄に併せて少しづつ盛るといいよね〜、と話していたのですが


・・・イイ!!


なんとおしゃれなお節か

添えられた南天の実がナイスでちょっと嫉妬するレベルです


あとはこれ
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いろはの平丼にどん!と盛られた「がめ煮」


福岡出身の彼女らしいおしながき

つか、美味しそう・・・!!
こういうのをきちんと作れるのって、素晴らしいことです


最敬礼(私の心の声)


ラストは空撮

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お正月って、新しい年の始まりを祝う意味合いもあって
過ごし方にその1年への気概というか、そんなのも表れたりするのかな、と

伝統は伝統として、その家や家族なりのアレンジがあって然るべきだし
こんな風に自分なりのセンスの反映された食卓は本当に素敵だと思います

真似したくなります
実録・R家のお節

美味しそうな料理で幸せな気分になりました

Rさんありがとう

彼女がデザインを手がけるrapiecage(ラピエサージュ)
可愛いの沢山あるのでちら見ドウゾ

さてさて

品川エキュートの期間限定SHOPも残すところ今週一杯
おかげさまで沢山のご来場を頂いています

私は水曜日に本店、土曜日はビューローにて店番です
今週も代官山に品川に、同じくよろしくどうぞ!

それではまた来週!
プレスかとう
 
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うつわ女子 vol.8

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お久しぶりのうつわ女子
何気に今年お初、あやうく1年終わるところでした


彼女は名前をあやさんといいます


初めて会った時「この人たぶん面白いな」と感じ(根拠は無く)

唐突に「味噌が完成した!」と言う彼女に確信を深め

その自家製味噌を「食べたいです!」と本能で志願し

2回目に会ったのは彼女の家(しかもご飯を作って貰う)


・・我ながら図々しいな


と、これが男女ならばそろそろ告白しようかなというテンポで距離を縮めてきました

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談笑中の彼女を盗撮してみる


ソーキュートなのですよ
キュートにして超・食いしん坊

ていうか変態

変態的に食にマニアック

ならばと、まずあの網のことをプレゼンしてみた所


「焼き網は気になってはいたの」とすでに潜在的ポテンシャル高めの彼女


「網で焼いたパンに○を乗せて×を振って云々・・・」

「いや、△と□の組み合わせもアリだな・・」

とポンポン口を突いて出てくるレシピ
あんた本物だね

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カメラ向けたらこのポーズ

早速買いに来てくれた日に限って在庫を切らすという痛恨のミスを経て、翌週ようやく網を手にしたあや氏


喜びが網目から溢れている

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購入したのは勿論、左側の「焼き網・大」 ¥5250
お店でも秋の深まりと共に焼き網の人気が再燃中です

まーしかし、網を買ってからの彼女がひどい


注・写真借りました

こういうのとか


注2・これも借りました

こういうのとか

もはやテロ
非常にけしからんトーストを次々と

特に2枚目!ラピュタパン!
君を乗せてが頭から離れないよ

そんな焼き網テロを頻発するあや氏
この度、好きが高じて某人気デリカテッセンでお仕事をする運びに

これだ

興味に向かってまっすぐ猛烈なスピードで突き進む人が、私は好きだ


好きだけで生きていけたらそんな簡単なことはないよ、と言われても
そういうのをひっくるめてOKにしてしまうエネルギーが、やっぱり好きだ

だって想像できる
こんなに食べ物を愛している人が扱っていたら、きっと買いたくなる

周囲の人をまるっと巻き込んでしまう渦みたいな求心力のあるあやさん
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そろそろどんな人か気になると思うのでご尊顔を
本人に了解頂いたのでアップ

おにぎりに向かって伸びる慈愛に満ちた目線に注目

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噂の自家製味噌

しかもごはんをご馳走になった日
「味噌少し持ってく?と分けて頂いたのですが

帰りにすっかり忘れて帰路についてしまった私

「忘れてるよー」と追いかけてきた彼女が差し出した味噌がこれ

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この袋は!!

部員でした

暗がりで彼女に渡されたこの包みに爆笑しながら
やはり、本物・・と確信を深めた帰り道

ちなみに、彼女こんなものも買ってました
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L'Harmonie(アルモニ)

光・風・水の3つの香りがある植物性のリキッドソープ

お客さま用にね、と

私が遊びに入った時も、新しい石鹸を下ろしてくれた彼女
心遣いのひとでもある

彼女のような人が、アレゴリーの道具をどんな風に使うのか
楽しみでならないです

そして忘れてはならないこの日の強烈な足元

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コムデギャルソン×岡本太郎 

中敷きは太陽の塔でした

あやさんありがとう
トーストテロ、楽しみにしています

最後に告知!

先月ご好評頂いた「アレムーロ
今週末の11月23日(土)に第二弾を開催予定です
メニューなどの詳細は、明日以降にSHOPブログにて

週末晴れるかな?どうぞお楽しみに!

それではまた来週
水曜はいつもの本店にてお待ちしております

プレスかとう

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うつわ男子番外編/TALBOTオープンおめでとう
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うつわ男子

たまにアップすると急にアクセス数が跳ね上がる
当ブログきっての人気エントリー


さかのぼること約2年前に初めて登場し
http://ura-allegory.jugem.jp/?day=20110111

昨年のビューローOPENの際には店主と一緒にペンキ塗りに汗し
http://ura-allegory.jugem.jp/?day=20120617


店主と私の中ではもはや「先生」を通り越して
「神」と呼ばれているマツダ先生

先生がついに自分のサロンをOPENするとのこと

これは裏日誌でも盛大にお祝いしなくては・・
という訳で行ってまいりました

先日祐天寺にOPENした「TALBOT」

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先生おめでとう!

フロムアレゴリーからのお祝いを抱えてパチリ
今日も先生は抜群です

この日の為に、二ヶ月美容室を我慢して、、
というのは建前で(普段もっと長いこと行かないし)

でもオープンを心待ちにしていたのは本当

同年代の友人の新しいチャレンジは頼もしくて嬉しく、とても誇らしいです

その割に、浮き足立って自宅にデジカメを忘れ
入り口でテンション上がって外観を撮り忘れるという

本当に宣伝する気あんのかよ!と怒鳴られそうですが

やる気(だけは)あります!!

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こじんまりとした店内は、誰かのお家に来たような感じ

外を見ているとおじいさんが散歩していたり
かと思うとスケボーに乗った人が通り過ぎたり

祐天寺ってこうだった。そうそう!と懐かしくなる
ええ、4年位前まで住んでいたのですね、わたし

そして窓辺には見覚えのある雑貨達が

先生はオープンの為に
Allegoryでもいくつかインテリアを購入してくれていたのですが

並ぶ場所が変わると違うものですね

ゆったりした空間にディスプレィされて心なしか伸び伸びしている

あんた達、いい人に貰われたねぇ・・と

窓からのぽかぽかした日差しもあり
もはやおばあちゃんのような心境に

内装は、そのほとんどがDIY!

ペンキを塗る様子、棚がついた様子、過程を写真で見ていたので
こうして人を迎える空間になるまでの苦労を思うと頭が下がります

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一番気に入ったのは鏡を支えている大きなイーゼル
たぶんここがお店の中心、パンチライン

この鏡に自分が映った状態で髪を切ってもらうのですが
大きなキャンバスに向かっているような気持ちで楽しい

そんなこんなしている間に、先生は渡したお祝いのエアープランツを
早速ガラスのカップに飾ってくれました

Photo Effects (7).jpg

ぴったし


このカップは現在もお店で扱ってるのですが
こうやって植物を飾っても可愛いんだな〜

普段、お買上頂いた商品がその後どんな風に使われているかは
そのほとんどがわたし達の知らないところで

だからこうやって飾られているのを見ると、新鮮な気持ち

カップや、新しい場所で沢山働くのだよ・・
あ、またおばあちゃんの心境に



植物好きな先生らしく、緑も沢山ある店内

先生いわく、まだDIY途中でまだまだ納得がいっていないとのこと

なので写真もポイントに留めます

お店の全容が知りたい方
この機会に先生に髪を切ってほしい方
髪だけでなくヒゲのカットもお願いしたい方
祐天寺の方
ていうかみんな

ぜひ、TALBOTへどうぞ

153-0052
東京都目黒区祐天寺2-12-7#101
03-6451-2430

アレゴリーの話をしたら、きっと優しくしてくれる筈です
たぶん

それではまた来週

今週も水曜は本店にてお待ちしております

プレスかとう

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うつわ男子vol.14
 

本日のうつわ男子はK君
全く伏せ名になっていないのですがひとまずK君とします

知り合った頃はカフェやフットサル場の運営をしていたのですが、ここ数年は走ること、とりわけ山野を駆け巡るトレイルランニングに魅せられ更には「好き」が高じてトレランのSHOPをオープンすることになりました

この日は東京タワーの階段を12往復という
知らない人から見ると実に変態的なトレーニングをした後に登場

ちなみに彼は3月にメキシコのコッパーキャニオンという所で行われた
50マイルのトレイルレースにも参戦してました

そんな走るK君

例えば男性に何か贈り物をする時やスポーツやアウトドアの買い物に迷ったら、まず彼に伺いをたてます

(対する私はK君主催のイベントの受付や会計、真夜中の着付け係など主には親戚のおばちゃんのような立ち位置にいます)

さておき、質問にはだいたい的確なアドバイスが返ってくるし、想像する以上の知識と情報量でもって答えてくれる

彼の人柄と感性を、私はとても信頼しています


なのでどんなものを手に取るのか撮影しながら興味深々

果たしてお気に召すものはあるのだろうか

うーん


そうねー



黙々と手にとっていくのを追いかけてみる



手に取ったのは彫込細十草の飯碗

ああよく似合うと思いました
力強くて繊細さもあってとてもかっこいい碗です

これは個人的にも好きで
私も友人の贈り物にしたりしています



次に小さなはさみ
小さいけどすごく切れる

鳥のデザインのがお気に召した様子
これいいじゃんと切れ味を確かめ中

そうなんだよ、このはさみすごく良いんだよ




ノルウェー から来たワセリンのリップクリーム




寒い北欧の人たちが使っているなら・・という強力かつ単純な説得力

無香料・無添加・420円 言うこと無いよ

しかも、いい香り
私はこういう商品を総じて「ずるい商品」と呼んでいます

なんかずるいでしょ



手に持っているのは羽子板ではなくて卸し金です

なぜかこの日撮影した多くの写真は光がまわってしまって神々しい感じに

ちなみにK君、昔は渡辺謙に似てるとか言われていたのですが
最近はちょっと悪いメキシコ人とか神様とか武士とかに似ている

髪をほどくとジーザス感がぐっと増すので
聖★おにいさんの実写版があれば迷わずに推薦したい

だからなの?射してるのは後光じゃないよね?
という思いを払拭しきれないままこれを書いています

ちなみに手にしていた卸し金はこれ


見えにくいところにあったのによく見つけたなー

穴の開いたやついいけど
この端正な佇まいも捨てがたいんですよ

じっくり店内見るのはこの日初めての筈なのに、黙々と良品をピックアップしていくのが怖いくらいでした

彼が淡々と選んでいったものはどれも
価格と見た目とスペックのバランスが特に優れているものばかり

もちろんお世辞とかではないです

上手い表現が思いつかないけど、勘がいいってこういう人なんだろう
本人は何気なく選んでいってるんですけどね


横顔ばかりだったので、正面ちらり

時計を見ているのはこの後インターネットラジオの収録があったからです。オープンに向けて忙しいところありがとう

うつわ男子いいじゃん、出るよ出るよと言ってくれていたものの
なかなかタイミングが合わずにいたので実現して嬉しい

そんなK君の新しいお店は岩本町にあります


先週少しだけ手伝いに行きました

コンパクトでミニマルで、でも暖かみがあって
人との距離が縮まりそうなコミュニティ感も

OPENが楽しみです



RUN BOYS! RUN GIRLS!
https://ja-jp.facebook.com/RunBoysRunGirls


走りたくなったらこちらにどうぞ
走りつかれたらアレゴリーへどうぞ

K君ありがとう。オープンもおめでとう!

最後にもうひとつ告知です

代田橋にあるカフェCHUBBYさんにて、4th-marketの企画展が始まります
お近くの方はぜひ!とても素敵な空間です

私も期間中お邪魔できたらレポートしますね

それでは今週も水曜日に!

プレス加藤
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うつわ男子 vol.13
 

久々のうつわ男子です

今回登場してくれたのはライターのW氏
枯葉の舞い散る冬のある日に笑顔で登場

のっけからいい笑顔をありがとう

彼は元々、某出版社で編集をしていましたが
最近独立してフリーのエディター&ライターに

そもそもは出版社時代に展示会に来てくれたのがきっかけで
仲良くなりました

でも、実はきちんと会うのこれが2度目
これ書いていて気づきました

・・2度目か!


いい帽子かぶってますな

そんな、実は2度目ましてだったW氏

初めて会った時の印象がなかなか強烈だったので
実はもう結構仲の良い人のような気が、勝手にしています

何が強烈だったか?まず大きな荷物
後にそれがディジュリドゥという楽器だと知るわけですが

編集部の男性が持っているとしたら普通は紙袋とかな訳です
自分とこの雑誌とか、よその展示会回ってきたお土産とか

そうではなくて楽器
YOUなかなか自由だね

いっぺんで気に入りました
この人たぶん面白いほうの人だと

話してみたらやっぱり面白い
馴れ馴れしいというのとは違う、人懐っこさというか

警戒心とかもともと無い方だと自分では思ってますが
にしても、このフラットさは・・

うまく伝わっているかはさておき
そんな飄々とした空気もなかなか強烈な出会いしなでした




W氏:こんな風に撮ってるんすねー?

大体皆が同じことを言います
そうです、こんな風に撮っているのですよ

自然な顔の写真がいいので話しながらパチパチ撮る訳ですが
欲しい絵の為なら何テイクでも厭わない粘り強さを当方持ち合わせております

うつわ男子おもしろいっす、と登場を快諾してくれたものの
なかなかタイミングが合わず登場が延び延びに

二年越し?くらいの忘れた頃に実現

フリーになって時間の余裕が出来たタイミングで
満を持しての登場となったわけで

この日は友人の結婚祝いなどを選んでくれました

ようやく!という不思議な達成感と一体感が漂う店内
でも、何度もいうけどこれが2度目

面白いです



中腰で物色中の男子
けっこう真剣だったので逆にびっくり(何故だ)

先ほど触れましたが氏は音楽以外にも多才でして

絵を、描いているのです

どんな絵?と言われると説明できないんですけど

何の絵?どんな絵?と
ひと言では言えないのが素敵なんだよ、という風な絵です

これを書くにあたり、もう一度絵をよく見てみましたが
余計にわからなくなりました

説明しようなんて10年早かったっす

あれが頭の中にあるんだからどうりで、面白いわけだね
そういう不思議な絵です

そんな絵を描いているW氏



友人への贈り物はこれを選んでくれました
フエゴの鍋

ちょっと個性もあって、土のぬくもりがあって
ああ、ちゃんと選ぶなあと思いました

喜んでもらえているといいです

あとはこれも


ぎやまんの器 3色セット

男子でこれ選ぶ人あんまりいなかったかも
これ、ガラスに見えるけど陶器なんです

「ぎやまん」はガラスの呼び名で
陶器だけどガラスに見えるからそういう名前がついている

良く見ると面白いねっていう割と通好みなうつわ

選ぶものって、やはりその人が出る
おもろいな

そんな感じで



鏡越しにご拝顔

今までのうつわ男子らしからぬアングル
新しいことにも挑戦していかないとね

と、自分に言い聞かす

W氏ありがとうございます
ライターとしてのお仕事依頼も絶賛受付中

てな感じでまた来週!

プレスかとう



















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ホームパーティ男子 2012・冬

 

これを書いているのは12月25日
世の中は絶賛クリスマスな訳ですが

「メリークリスマス!」と陽気に店に入ってきたら
ストックと店を仕切るカーテンがレールごと頭上に落ちてくるという

どんなクリスマスプレゼントなんだろうか
こんばんは、水曜当番です

先日ホームパーティ男子宅で冬の鍋を食す会があったので
今日はその話でも

12番目のうつわ男子でもあるところのシェフより
http://ura-allegory.jugem.jp/?day=20120507

「今回はピェンロー鍋をやりますです」
とういうインフォが来たのが数日前


ピ、ピェンロー
イントネーションは「ェ」強めで合ってますでしょうか

とにかく未知・・!

という訳で
「そもそもどこの国の料理だろう」という思いと共に迎えた当日

シェフの自宅へ行くとそこには大量に刻まれた白菜の山
そして大人の頭より大きな白菜が1つと半

シェフ曰く「白菜が信じられないほどおいしい鍋だそうです」

「ひとり白菜二分の一個はいけるそうなので、用意しました」

ほんとに?たまたま今日の白菜が当たりで
こんなに大きな玉だというのは想定外なのでは・・

そう思いながらいい感じに使いこまれてきたコセール8号鍋を覗くと

しいたけに次ぐしいたけ
時々、昆布

部屋中に立ちこめる椎茸の香り

「椎茸嫌いな人居たらどうしましょうね」
という会話が聞こえたけど、もし苦手なら軽く気絶するレベルかと

こんなにも椎茸を近くに感じたの、私は初めてです



ピェンロー鍋とは一体何か

ざっくりいうと中国の家庭料理のような鍋料理で
具は白菜と豚・鶏肉・春雨だけの実にシンプルで素朴な鍋です

感じで書くと「扁炉」
扁とはささやかな、とか素朴なという意味だそうで

シェフがとある筋からの情報で「この鍋がうまいらしい」というコトで
戴いてみる運びとなったわけです

少ない具材でシンプルな鍋、というのは
以前クレソンと豚肉の常夜鍋というエントリーを書きましたが
こういう野菜をシンプルに食べる鍋に目が無いので興味深々


ピェンローについて熱く語るシェフ

この方の「うまいもの、未知のもの」に対するアグレッシブさ
私は完全にリスペクトしております

シェフが説明してくれた手順は以下のような感じ


椎茸と昆布で取った出汁に、白菜の白い部分(根元)を入れて
弱火で20分間煮る

肉を入れた上に白菜の青い部分(葉)をかぶせしんなりするまで煮る

おたま一杯のごま油を回しかけ、更に弱火で20分

春雨をいれて蓋をし、白菜がくたくたになった頃に更にごま油を回して完成



味付けは?と思った方
鋭い

味付けは、取り分けた後にめいめいが塩と七味で行います
他に柚子胡椒などもお好みで



立ち上る湯気、立ちこめる椎茸の香り

メンバー全員椎茸が好きで本当によかった


 

最後にのせた春雨がうまみを吸ってぷるぷるに
シンプルだけどいくらでも食べられるおいしさでした

弱火でコトコト煮ることでじっくり白菜に火が通り
ほんとうにとろとろで飲み物のよう

じっくり温めたスープは濁らず澄んだ黄金色でした

初めて耳にしたピェンロー鍋でしたが
これからの寒い冬に何度も食べたいと思える優しい味でした

急に写真のテンション変わっていますがどうぞ気になさらず

鍋を待つ間に、とシェフの用意してくれた山盛りのポテトサラダ
そして見覚えのある器たち

ピシッと全員同じうつわも良いですけど
こういう風に色んな色、素材、形を混ぜて使うのってすごく好きです

4th-marketはプロダクト全般に同じような空気があるので
シリーズが違うものを並べてもあまり違和感がないんです

なんてちょっと宣伝



ちなみに、シェフの使っているコセールの土鍋に
ひとまわり大きいサイズの9号が加わりました
http://allegory-hts.shop-pro.jp/?pid=53042555

8号と比べると、気持ち大きい
3、4名で囲むならこのサイズも良いのではないかと

あ、いつのまにかがっちり宣伝してた・・
てへぺろ!

てな訳で、初食のピェンロー鍋
とにもかくにも美味でした

年末年始はとりわけ外食や暴飲暴食が増える時期
疲れた胃を休めてくれるこんなお鍋はいかがでしょう

ちなみに、やはり大玉すぎる白菜は食べきれず
今日現在我が家の冷蔵庫に半玉あります

今日もピェンるか
ちなみに、ピェンロー鍋の雑炊は「ピェンゾー」と呼ぶそうです

ピェンローあるある



シェフのキャップが可愛かったので最後にパチリ

いつもありがとうございます
これからも未知の世界を沢山教えてください

明日は本店で今年最後の店番
ぜひお立ち寄りくださいね

それではまた!

プレスかとう
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我が家の鍋・デビューする



料理家・山戸ユカさんの新刊 「〆まで楽しい 山戸鍋」

玄米菜食やアウトドア料理を得意とする山戸さんが
〆まで楽しい鍋料理のレシピを紹介しています

寒さ強まるこの季節、このタイミングで
店頭にも鍋・鍋・鍋と揃ったこのタイミングで

鍋好きなら素通りできないこんな本が発売になりました

鍋好きと一口に言っても、食べるだけの鍋だけでなく
道具としての鍋好きにもたまらない、まるごと一冊鍋の本です

紹介はひとまずこの位にして

この表紙のお鍋・・・・
見覚えありませんか?

多分焼き網の次にこのブログに出てきてる鍋

鍋だけでなくカレー作ったりしてるこの鍋

時にアサリ蒸したりもしているこの鍋

そう、我らがスタック鍋が登場しています



いや、我らがというのは厳密に言うと間違いで
正確には「私のスタック鍋」なのでした

そう撮影に出かけていたのは我が家のスタック鍋
ベージュと黒の御二方

夏の間この子たちは山戸さんのお宅へお邪魔して
沢山の美味しそうな鍋をよそられていたのでした

出来上がった本を見た時はもう感動

「うっかりテレビに映った我が子見て歓喜する」とかって
こんな感じなのだろうか、なんて思ったり




野菜をたっぷり使った、体に優しい、美味しい鍋
手前味噌ですがスタック鍋でつくるのにぴったりのメニューが沢山



これを書いているのはもれなく夕方なのですが
空腹にこのビジュアルは随分とやばい



断片的にしか載せないのは
いつもの「本を手に取っていただきたい」からです

我が子の晴れ姿のチラ見せまでに、ほんの障りだけ
もちろんアレゴリーでも本を取り扱いをさせて頂く予定です

この本にはだしや火加減などの基本的なこと、意外な食材の組み合わせ
目から鱗的な発想の〆まで、知りたかったことがぎっしり

ふだんレシピ本などはあまり手に取らないのですが
この本には、食べたい、作りたい、が沢山あってものすごく楽しめた

その理由のひとつがこの帯のコピーにも象徴される「〆」



麺はともかく、白玉・・クスクス・・パン!!
楽しすぎる!!

そして肉魚を使わなくても、美味しいものは作れるんだなあ、と
ほんとうに目から鱗・鱗・鱗・・・・

巻頭に山戸さんが想いを綴った文章があるのですが
ここに書かれているメッセージに私も深く共感します

お鍋の素は便利で簡単だけど
もっと素材の味の生きたシンプルな味の鍋が食べたいな

野外でも誰かの家でも、いつでも同じ味が再現できるよう
調味料の配合はなんとなく覚えておきたいものだな

アレゴリーで扱う土鍋を好んで使っていただいている方は
やはりそんなふうに思うんではないかと

私自身もこの本に載っている鍋をひとつづつ制覇していくのが
今年の冬の楽しみのひとつになりそうです

最後になりましたが我が家の鍋たちに書籍デビューのチャンスを
与えてくれたカメラマンの宮ちゃん

立ち上がる湯気まで映った美味しそうな写真に惚れ惚れしました
ありがとう、お疲れさまでした

本を書かれた山戸ユカさん、出版元のマーブルトロンの小池様
素敵な本の端っこにお邪魔させていただき、感謝致します

さあとりあえず、今日も鍋にしようかな

鍋はいいよ
とにかくいいよ

それではまた来週!
今週も水曜日は本店でお待ちしております

プレスかとう
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うつわ女子 vol.7


久しぶりのうつわ女子
今回ははるばる静岡からの刺客です

彼女は私の長い友人で名前をなるさんと言います
会社勤めをしていた時に彼女は同じ会社でパタンナーをしていました

時は流れて、今は結婚し静岡に住んでいるのですが
お互いに、時々思い出したように手紙を書いたり、メールしたりして
今でものんびりと交流が続いていて

ずぼらな私が、届いた手紙にうっかり返事を出さずに居ても
近頃はこのブログによって生存を確認をして貰えるから安心

ブログって便利だな



そんなNさん
今回わざわざ上京したのは


「このブログに出るためです!」


なんと!


「・・・と、言い切っても良いくらいの勢いで来ました」


いっそ言い切っちゃいなよ

ここに来る前「ジャクソン・ポロック展」見に行ったの知ってるけど


でも「今年の目標のひとつはこのうつわ女子に出ることだった」という
ものすごくバーの低い目標設定が私にはとても嬉しかったです

さっそく活躍していただく



この籠が入荷してきた時、彼女に似合いそうだなと本当に思ったので

だって会津の山中まで、あけび編みの達人のおばあちゃんに
籠編みを習いに行ったりしているので、もうなんとなく私の中で籠といえば彼女



このワイヤーとコンビの感じがなんか合う



持ってみて貰ってやはり似合うと確信
自分まで欲しくなっちゃったもんね、なんか

あとは、現在飲食の仕事をしている彼女なので




カリテのシアバターをこの上なく大切そうに宣伝してみたり
頑固な手荒れにはやはりこれよね、と

「こうやっていつも撮ってるんですね」と逆に観察されつつ
スムーズに撮影は進んでいきました

そういえば彼女の旦那さんはペインターのあつお君です

あつお君とは、このブログ(うつわ男子 vol.8参照)
ここでH氏の着ているTシャツを作っていたその人であります

ここでちょっと見られます SPUT

一度個展を見に行きましたが
フレームに入った作品はもちろんのこと
男の子がこのTシャツ着てたらすごくいい感じだなー

そして、実際親しい友人がそのTシャツを着ているという偶然
書いててなんかぞわぞわしてきた

2人でゆるやかに周囲の繋がりを面白がりつつ
ふと彼女の持っていたバッグに目が留まる



・・鳥?

よく見るとこんなタグ



鳥界の権威、憧れの「日本野鳥の会」

「あ、全然気づかなかった・・」と彼女は謙遜してましたが
無意識にこれを持って来た彼女をやはり天才!と思いました

どうりで部長(ソメスケ)が羨ましそうに見ていた訳です

なるさんありがとうございました
今年の目標をクリアしたからと言って、あと半年気を抜いてはいけないよ

そして業務連絡
今週の水曜当番はお休みいたします

来週からは、いよいよOPENの近づいた新しいお店の情報を
小出しにしていく予定

それではまた来週!

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