代官山で器や生活雑貨を扱うアレゴリーホームツールズと母体の株式会社アレゴリーにまつわるいろいろをプレス兼水曜日当番が気まぐれに綴る裏業務日誌。

有田から

10月に訪ねた有田にてオーダーした器が到着しました

うっきうきで紹介します

心情的には「うきうき」の更に上をいく
「うっきうき」を使っているあたり
私の高めテンションをお察し頂けたらと

紹介しきれていなかった旅日誌の有田編も絡ませつつ、で

おもむろに風景から

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ここは有田にある泉山磁石場

有田焼の原料になる陶石が採れます

中央付近、土肌がむき出しになっている所が
山を切り崩して陶石を採掘していた跡(現在は休鉱中)

江戸時代初期の1616年(元和2年)
朝鮮人陶工・李参平により発見され
日本で初めての陶磁器が誕生した、という歴史ある場所

有田焼、発祥の地といっても良いのかと

骨董好きにはたまらない、
いわゆる古伊万里、初期伊万里と呼ばれる多くも
ここ泉山の土で作られているそうです

と、お勉強の後に向かったのは
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大日窯さん

創業から50年以上
土から絵付けまでを4人で行う窯元です

工房を見学させて頂いた後
作品を見せてもらうなり、もうため息
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良すぎた
ごく控えめに言っても最高でした

土の色、絵付けのセンス、呉須の色味
初期伊万里に通じるような温かみのある図柄

見れば見るほどにじんわり欲しくなる

ロックオンされ動けなくなる者、一名(私)
やばい、超いい、の2word 連呼の者、一名(店主)

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このお皿は先程見学した泉山の土で作られています

休鉱中で原料が手に入りにくいうえ
成型、焼成時に割れなども生じやすく扱いが難しい土とのこと

ここ有田でも今では
泉山の土を使った焼物は少なくなってきている中

の、敢えてのこの土

私は土の良し悪しを語れるほどの経験はありませんが
それでも、手に持った時に感じた「なんかすごく良いぞ」という感覚だけは強烈に覚えているのです

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ちなみに

右側のもこもことした図柄が描かれているお皿
ひと目見てすっかり心を持っていかれたのですが

Allegoryで扱うのはどう?普段使いの域を出るかな?と
要・検討な雲行きでした

けれども気に入りすぎてこの前から動かず
というか動けず

仕入れないのなら今ここで買おうかと
珍しくうだうだと悩んでいた私


(うだうだ)

チラッ(店主を見る)


(うだうだ)

ちらちらっ(再び、見る)


「・・いきましょう(俺だって本当は欲しい)」

と、店主の男気が光った一枚がこちらになります


独特の淡い色合いは合成の呉須ではなく
天然黄土とコバルトの大日窯自家製調合の呉須を使用したもの

泉山の土がもつ柔らかな白磁に
これまた淡い呉須と赤絵が映える

ちなみに、釉薬も全て天然の素材を用いた自家製

より天然原料にこだわって作られることで
初期伊万里を感じさせるのだそうです

なんともいえない色
実物はこの200倍は素敵なので鼻血注意です


こんなそば猪口も
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年越し蕎麦をこれで頂くとか

想像しただけで粋
粋以外の何者でもない

ある意味ご褒美
大人だけのお愉しみ的な商品かもしれません

なので、入荷もごく少数

作るのに大変な手間と労力がかかる為
一度に沢山作れる数もごくわずかなのです

お正月を迎える前に
今年一年のご褒美に

そんな気持ちでオーダーしてきました

個人的に、これをお店で扱えるというのが既に
私の今年一年のご褒美なんではないかと

そんな気持ちですらあります

最後に工房に飾られたこちらを

IMG_2178.JPG
岸田君のお墨付きも添えておきます

裏日誌でもたまにくるりの曲を引用したりしてましたが
思いがけずに有田で遭遇した爪痕に
さずが岸田くん、と勝手に信用を深めたのでした


年の瀬に、良いうつわが入荷しました
魂のこもった仕事を沢山の方に見ていただきたいです

それではまた来週!
プレスかとう

 

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