代官山で器や生活雑貨を扱うアレゴリーホームツールズと母体の株式会社アレゴリーにまつわるいろいろをプレス兼水曜日当番が気まぐれに綴る裏業務日誌。

撮影の裏側と、あんず仕事その後

写真 2017-07-09 12 30 23.jpg

 

関東も梅雨明けしましたね

 

今日は少しだけ風があり

いくらかは過ごしやすいような気がします

 

さて、最近のアレゴリー

雑誌の取材やTVの撮影などが続いていました

 

写真は韓国メディアの取材時の一コマ

 

今回はお店の撮影だけでなく

オーナーのインタビューがあったので

 

「写真撮影、身だしなみをよろしくどうぞ」

 

と店主に事前連絡を入れていたのですが

 

 

 

FullSizeRender.jpg

 

※↑社内SNSのスクリーンショットより

 

 

ポートレート撮影の時に限って

抜群のタイミングで坊主にしてくる

 

弊社あるある

 

坊主が悪いと言っている訳ではありません

 

ただ、広報的立場からの希望として

なるべくマイルドに見せたい

 

髭に坊主

こわいの駄目、絶対!

 

私はただひたすらに帽子を要望

 

そして当日

 

夏休み!ONE PIECE!!!

麦わらの一味感がすごい

 

これは帽子を授けている...訳ではなく

写真映えをチェックして角度を直している図

 

あれだけ帽子をせがんだ手前

私にも責任がありますので

 

そして、裏日誌用に

撮影風景を撮っておいてね

と、頼んでいた小林カメラには

 

何故か

 

 

 

新しく加わったスタッフ、佐藤さんの姿が

(皆さまどうぞお見知りおきを)

 

まるで恋人を撮るような優しい眼差し

ソフトすぎるフォーカス

 

この愛が溢れるフレーミングなに

 

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被写体・OPEN準備に余念のない佐藤さん

撮影者・小林

 

これまた可愛い

が、肝心の取材風景どうした

 

雑貨屋さん的店主の写真をカメラロールに発見

 

こちら特にフレーミングに愛を感じられず

 

佐藤さんとの差よ

 

何で笑っているのか記憶にないけれど

すごく楽しそうな自分の写真ならあった

 

ピンが合っていないのは逆に優しさか

 

カメラを構えるhojinさんの透ける紫色の髪にも注目

 

こうして暑い中

汗だくの撮影は無事に終了

 

公開されたらまたお知らせしますね

 

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撮影後には別枠での鳥撮影タイム

 

こちらも弊社あるある

 

取材に来た殆どの方が

終わり掛けに鳥かごを接写をする和やかなひと時

 

他の雑貨屋さんの取材では無い時間かもしれませんね

 

と、今日も裏日誌を書いていたら

「すいませ〜ん」と声がする

 

「裏日誌の方でしょうか、、」

と話しかけて頂きました

 

長い間裏日誌を読んで下さっていること

 

久しぶりの自分の時間に

今日はじめてお店へ来て下さったこと

 

迷いながらお店へ辿りついたこと

 

来る前に立ち寄ったお店で食べたパイの味

 

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色々なお話をしながら

 

裏日誌にも度々登場している

木のカトラリーをあれこれお選び頂きました

 

少し前に書いたあんず仕事の記事

 

「私も目が覚めてしまったら同じように

ジャムを煮たりピクルスを漬けたりするんですよね」と

 

こんなふうに

書いていた内容を覚えていて下さったり

 

「あの時、こう書いてましたね」

と言って頂けるのって実に嬉しいことなのです

 

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まさかのお土産まで

 

高尾ポテト

はじめましてのおやつ

 

贈り物について今まで何度か書いていますが

 

手土産や贈り物の素晴らしさは

物そのものではなくて

 

どうしたら喜んでもらえるかなと

相手を思って選ぶ時間の尊さに尽きる

 

そんな風にいつも考えています

 

お客様の鞄の中で

電車に揺られてきたこのおやつ

 

Allegoryに来るのを楽しみにして頂いていた

その心を受け取った気分です

 

大切に頂きますね

いや、既にひとつ頂きました。あは

 

高尾ポテトを並べて写真を撮っていたら

ふらりと現れたお馴染みのR女史

 

あんず仕事のブログ見て

今日広尾に行ったから買って来た、と

 

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あんず大福なう

 

どうやら今日はあんずの日のようでした

おやつの日でもある

 

SNSが台頭して

情報の伝わり方はどんどん速くなり

 

裏日誌を書き始めた2010年頃と比べても

お店からの情報発信の在り方そのものが

随分と変わったように思います

 

ブログ書くのを辞めちゃうお店とか人、多いですもんね

 

とお客様も仰っていましたが

確かにそうかもしれません

 

私はどうも気が長い人間なので

この裏日誌も、記事が100、200、300と

積み重なっていくことを密かな喜びにしつつ

 

こうして声を掛けて下さる方の存在に

励みを得て続けているのかなと

 

それぞれの季節を生きている中で

お店とお客様という立場ではありますが

こうして少し交わる時間を持てることに

今日は心から感謝して

 

それではまた

 

プレスかとう

 

アレゴリーつれづれ comments(4) trackbacks(0)
Comment








かとう様、昨日はありがとうございました。想像していた通りのほっそりとした素敵な方でお会いできてとても幸せでした。blogにコメントをするのは生まれて初めてです。どうも引っ込み思案なところがあるのでごく親しい人とのメールとか以外はしたことがありませんでした。こうしてblogでお話して頂けるなんて、気恥ずかしいような、誇らしいような、まるでテレビに出たくらいの喜びです。ワタシ実は代官山駅からお店まで以外に、渋谷駅からもしばらく出られず?狐か狸に化かされたみたいに、またここに出た、みたいになりました(笑)しばらくぶりの渋谷駅は工事だらけだったから?また現実に引き戻されましたが、お店でのひとときと、かとう様の綿菓子がとろけるような柔らかな笑顔がいつまでも胸に残ってて、ほっこりしています。カラトリー、大切に使います。また、お店に行ける日を楽しみにしています。
from. 高尾ポテ子 | 2017/07/20 17:54 |
ポテ子さま..と呼びながらハンドルネームのセンスに悶えております。さすがです!!先日は暑い中、お店にお越し頂きありがとうございました。そうですね、渋谷駅もだいぶ変わってしまい、特に山手線から東急への乗り継ぎはかなり複雑になったように思います。無事にお店へたどり着いて頂けて本当に良かったです。毎週淡々と続けてきたものに、光を当てて頂いてありがとうございました。僅かな時間ではありましたが、お話させて頂いた内容と掛けて頂いた言葉は、大切に覚えておきたいと思います。またお目に掛かれる日を私も楽しみにしています。
from. かとう | 2017/07/22 09:30 |
木の匙:手にした時の軽さと温もり。ひなたの感触。口にした時の滑らかさ温かさ。今はもうないが小さな時にいつもオジが買ってきてくれたMorozoffのプリンを、まぁるい子供用のスープ用の木の匙で食べていた。それはオジが亡くなるまでそこにあり何回となく私はそれでプリンやゼリーやくず餅やあんみつや豆かんを口に運んだ。でもオジが亡くなった時に私は何故かオジに木の匙を連れていってもらおうと思った。オジの柩の胸元に木の匙を入れた。木の匙の記憶。私はいつもオジと一緒だ。アレゴリーで木の匙を見つけたら何故か自然に手にしていた。愛すべき木の匙。匙というと思い出すのは中勘助の【銀の匙】その中で匙は、【さしわたし五分ぐらいの皿形の頭にわずかにそりをうった短い柄がついてるので、分あつにできてるために柄の端を指でもってみるとちょいと重いという感じがする】と語られている。これは銀製の匙だけれど想いはつながる。匙への想い。木の匙を想うと鮮やかに甦る幼い時の記憶。おばはいつも台所仕事をしながら私が後ろにいると冷蔵庫のバニラアイスを食べるように促して、いつも木の匙を渡してくれた。木の匙で掬っていたのはバニラアイスではなく日溜まりだったのかもしれない。切なさで胸がいっぱいになる大切な記憶。木の匙、ありがとうございました。大切にします。
from. 高尾ポテ子 | 2017/07/24 01:41 |
ポテ子さま

大切な思い出を分けて頂いた気分になりました。何かで読んだ「絵本が思い出なのではない、それを読み聞かせてくれた誰かの優しい声や暖かな時間そのものが思い出である」という文を思い出しました。これからの生活の中で、木のカトラリーもそういう存在になりますよう。ありがとうございました。
from. かとう | 2017/07/26 19:12 |
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