定番とは何か
大辞林によると
「流行にかかわりなく、一定の需要が保たれている商品」とある
元々の由来は
台帳で商品番号が固定されていることを意味するそう
固定番号、からの「定番」だったんですね
頻繁に使うのに知りませんでした
先日、あるお客様がこのスープカップをお求めに
4th-marketのポトフという名前のカップ
https://allegory-hts.shop-pro.jp/?pid=14234444
ちなみにポトフ、という名前は
あくまでイメージでして
コーヒーやコーンスープを飲んでも勿論良いです
余談ですが4th‐marketの商品は他にも
パテとかリエットとかラディッシュとか
美味しそうな名前が付いたものが多いんですよね
さて、そのポトフカップ
私の記憶が確かならば、OPENからお店に並んでいたはず
先週の水曜日
このカップ、まだあるんですね!
と嬉しそうに声を掛けて下さった女性が
「もう5,6年前に2つ買って」
「その時も確かお姉さんが応対下さったと思うんですが」
と、購入した時のことを思い出しながら
お話をして下さいました
「水曜日しかお店にいないんですョ、って言ってました!笑」
間違いない
それ私です
買った時は新婚で
2人分の食器を揃えている頃だったこと
重ねて収納できるので場所を取りませんよ
とお伝えしたのが購入の決め手だったこと
その後に出産され
しばらくはお買い物に出る余裕がなかったこと
子供が大きくなったら3つ目を買おうかなと思っていたこと
控えめなトーンでお話されるのを横で聞きながら
心の中が温かくるついでに
瞼の奥もじんわり熱くなる者一名
こういう時いつも思います
店としてお買い物をしてもらっているけれど
沢山のものを頂いているのは私達の方だなと
せっかくだから色を変えようかな!と
お子さまには、色違いのカーキ(真ん中の色)をお選びに
帰る間際に
今はいいなと思っても、すぐにお店から無くなっちゃうから
これがまだちゃんとお店にあって良かったです!
と言って頂けたのが心に残りました
定番という言葉になんとなく惹かれるのは
いつもあたりまえにそこにある
という安心感が含まれると思うのですが
家族が増えたら買い足せる
割ってしまったから買い直す
そうやって入れ替わりながら使い続けられるのは
物にとっても幸せなことなのでは、なんて
というようなことを書いていたら
友人がお店に来ました
高校の同級生です
ずっとモノトーンが好きでぶれない
何年か前に彼女が買った今治タオルも
グレーの縞のやつでしたが
あれ良かったから買い足す、と
残念ながら同じものは廃番になってしまったので
後継モデルと、私の大好きなラーナのバスタオルなどお薦め
迷うことなくじゃあこれとこれとこれね
と本日も素早く鮮やかなピックアップ
このタオルみたいに
少しづつ仕様を変え
アップデートしながら続いていく物もありますね
見た目が少し変わっても
商品の基礎になる根幹の部分がしっかりしていたら
買う側も納得して新しいものを受け入れられる
ちなみに
私と彼女には15cm程の身長差がありますが
一緒にいると私の方が小さく見える位には存在感があります
山椒は小粒でもぴりりと辛い、を地で行きすぎて
私の中で彼女は山椒そのものみたいな感覚ある
山椒 is 彼女
なんとなく定番の話にも沿うような形で
お店にインしてきた友人に感謝したところで
また来週!
プレスかとう