代官山で器や生活雑貨を扱うアレゴリーホームツールズと母体の株式会社アレゴリーにまつわるいろいろをプレス兼水曜日当番が気まぐれに綴る裏業務日誌。

いつものスタック鍋で・トマトとシュリンプの夏カレー
 


毎日蒸しますね
暑さが苦手なため、夏場は総じてテンションが低い水曜当番です

決してだらけている訳ではなくて
カラダが夏を受け入れないんですよね・・

と、アンニュイな感じで呟いてみるも
会う人に「寝不足?」とか言われて不機嫌な今日この頃

しかし先日、そんな私のテンションもV字回復する出来事が!
例に漏れず長いですが書かせていただきます


水曜日いつものように店番をしていたら、このうつわ男子が現れて


「今週のブログに載ってた結晶釉が欲しいんですけど」
と、まさにうつわ男子な発言をするではないですか

嬉しさで「お目が高いね〜」等々わーきゃー言いながら
店内ではいしゃいでおりました


そして彼が去った後、店内にいらしたお客様がひとこと


「ブログ、いつも読んでるんです・・」


きたー!

中々言われないけど言われるとすごく嬉しいこのお言葉
恥ずかしいんだけどもっと言って!な揺れる乙女心


しかも続いて


「さっき来てたのうつわ男子のひとですよね・・?」


・・・・・!!!!

アムロ君(仮名)
有名になっちゃってましたよー


しかも「ハムのひと」みたく「うつわ男子のひと」って
なんだか嬉しすぎました

書いてて良かったな!嬉しいな、楽しいな!と
その日一日がハッピーでした


横浜在住のM・Kさまとお母様
いつもご来店ありがとうございます

声をかけて頂き、とても嬉しかったです
この場を借りてお礼を・・!


もうここでまた来週!と終わってしまってもいいくらい
長い前置きを書きましたけど・・

TOPに写真貼ったし
いちおうレシピも載せてみようかな?

目には目を、熱には熱を
暑い夏にはカレーを!ということで
沢山のトマトをガシガシつぶして作る「すっぱい」カレーです

だって先日フルーツトマトが箱一杯で980円だったから・・


用意するもの(スタック鍋でざっくり二人分)

出来るだけ完熟したトマト 中4個
たまねぎ            半個  
エビ            8〜10尾
にんにく          ひとかけ
ローリエ          2枚
白ワイン          少々
 水             100cc
サラダ油          大さじ1
カレー粉          お好みの量を
塩・胡椒          少々
スパイス(お好きなもの)クミンやターメリック、カルダモンなど

◆下ごしらえ◆

トマトは小さくサイコロ状に切る
たまねぎは半月型に切る
にんにくは荒めのみじん切り

エビはよく洗い、ワタを取ったらカレー粉を揉み込む
上から白ワインをふってそのまましばらく置いておく

O型の私はスタック鍋の蓋の上でエビを下ごしらえします


◆作りかた◆

鍋にサラダ油をひき潰したにんにくをゆっくり温める

香りが立ってきたらエビを入れて色が変わるくらいに炒め、一旦取り出す

玉ねぎを鍋に入れ、透明になるまで炒める

トマトと水を加え、トマトをへらなどで潰すようにしながら混ぜる

カレー粉やスパイスをお好みで加え、塩コショウで整える

ローリエを加えて蓋をし5,6分煮る

ぐつぐつとしてきたら火を止めておく

食べる前にエビを鍋に戻し、一煮立ちさせたら完成


普通のカレーと違って、煮込んだり一晩寝かせたりしなくても
作ってすぐ食べられるのがいいです

濃い目の味がお好きな方は、ホールトマトやトマトジュースを足したり
カレー粉も多目が良いかと

私はトマトのフレッシュな酸味と軽い感じの味付けが好きなので
カレー粉は大さじ1くらいにして、スパイスをいくつか足します
レモングラスとかを入れるとトムヤムクンみたいにもなりますよ


もっと沢山写真を撮る筈が、気づいたら3枚しか無く・・
そのくらい「あっという間」に出来ます


エビとトマトがあったら是非に






商品 時々レシピ comments(2) trackbacks(0)
夏の支度
 

お向かいのcoccaさんで収穫された枇杷
もぎたてのプリプリです



枇杷ってちょっとずるいですよね

そもそも名前が可愛いし
皿に盛っただけで非日常な空気になるし


「びわ」 
平仮名2文字でもインパクト強いし

「枇杷」 
漢字だと「ちゃんと読める?」と挑戦的ですらあるし

「BIWA」
薄目で見ると高級外車のロゴっぽくみえなくも無いし


このまま学校無いし家庭も無いし♪と
大好きな電気GROOVEを口ずさんでしまいそうなのでこの辺で




結局何が言いたかったというと

夏が来るなぁ
、ということです


こんにちは、今週も水曜当番の人です
毎度長すぎる前フリですね


しかも
枇杷で散々広げておいて
特にこれと言って本文に関係あるでもないんですが


最初の写真で枇杷をのせている青っぽいうつわ
これからの時期によさそうだな、と思って使ってみたのです

個人的には年がら年中寒色のうつわが好きですが
特にその良さを発揮する夏も近いということで


最近お店に並んだ「涼しいうつわ」をいくつかご紹介します



青白磁 削ぎ小どんぶり ¥2100


涼やかな佇まいです
コバルトブルーみたいな少し緑みのある水色

磁器なので、持った質感もつるりとしていて夏っぽい

側面の模様はピーラーのような形状のもので生地を削いでつけます
ちょっと不揃いなのがまたよろし



続いて、花びらのように散りばめられた結晶が美しい寿泉窯の結晶釉



結晶柚 煎茶(上)1365円 菓子皿(下)1365円


結晶釉という名前の通り、雪の結晶のような模様が特徴です

亜鉛結晶釉という亜鉛を含む釉薬が使われていて
焼成中に亜鉛が固まって結晶になり、このような焼き上がりになります

古くは宋の時代からあった釉薬だそうで

どの位結晶が出来るかは、焼きあがってみないとわかならい
寿泉窯から送られてくる器も、毎回全く景色が違って面白いのです


ある時は結晶が大サービスで満開のサクラみたいな

ある時ははもったいぶった感じで結晶が散っているとか


小悪魔のように私達も翻弄されています


小悪魔のアップ


綺麗でしょう

店で疲れてくると、これを眺めてうっとりします
最近入荷してきた器はだいぶべっぴんさんですよ



今週のおまけ


かとう家の青いうつわスナップ




登場回数の多い我が家の4番バッターたち






これは陶芸をしている友人が誕生日に焼いてくれたもの




青い部分はビー玉を砕いて敷き詰めてあります




紫陽花みたいに見える



貰った時

「ちがうの、ちがうの、ほんとうは4つ焼いたのに1個割れてたの!」

と、悲しそうに言っていたけれど


「このビー玉の色がかぁちゃん(と、彼女に呼ばれている)ぽいなと思って」


「砕いて、敷いてみた」



何よその素敵なセンス
ほ、惚れてまうやろ


3つで充分です

多すぎるくらいです

この3つを、ずつとずっと大切にしますから
と、固く誓ったのでした


おしまい

来週は、夏の支度・その2です
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うつわ男子vol.6
 


お久しぶりのうつわ男子

いきなりプロデューサーみたいな男子が写っていますが紹介はのちほど



もともと「うつわ男子」は


世の流れに乗って「〜男子」とかつけたらアクセス数が伸びるのではないか
という完全にヨコシマな気持ちでつけたタイトルだったのですが

思いのほか掴みが強く
このブログの検索ワードでも常に上位に位置しているという事実


「いったいどこの誰がそんなにうつわ男子を探しているのですか?」と
書いている自分ですら疑問に思う今日この頃


どうしよう流行語大賞とか取ったら

どうしよう「うつわ男子」発案者としてとくダネ!呼ばれたら・・


と、日々いらぬ心配ばかりしております


そして草食男子とかメガネ男子等のおしゃれ「〜男子」くくりでは登場しないような
面白い男子を紹介する場にしたいなあ、と静かに野心を燃やしているのであります




さてこのプロデューサー
ちがった、この青年 Kくん

ただ者でないスタイルですね〜
べっ甲のメガネがとても可愛い


彼はいま
こんなブランドでお仕事してます

かわいいですねー
おきゃんな感じがしますねー


え、おきゃんて死語なの?

今の10代に伝わらないってほんと?
でも好きだから使っちゃうもんね


彼は以前もう少し固いスーツを着るお仕事をしていまして
その頃から私服の弾けっぷりは存じ上げていたのですが

久々に会って、しかもアパレルに転職したと思ったら
こんな感じになっておりました


「その肩掛けセーターはジュンイチ・イシダ リスペクトなの?」と聞いたら


即答で「ちがいます」と否定されたけど



怪しい
私はまだ疑ってます


さておき、そんな彼はとても家庭的
アレゴリーの調理器具でお料理したりする一面も


以前クリスマスに、その当時関わっていたブランドのロゴなどを模した
アイシングクッキーを焼いてきてくれた事もありました

男の子に手作りクッキーを貰ったのは前にも後にも彼だけですが
そういうのが違和感なくできてしまう、というのもひとつの才能な訳で

女兄弟に囲まれて育った環境もあるんでしょうね
とても優しい男の子です



この日手に取ったのは磁器の薄いカップ
K君なかなか手がキレイですな


こんな感じでいいすか?と非常に協力的


このカップ、写真だとわかりにくいのですがものすごく薄いです




オレンジシュースを入れるとこんなかんじ


ガラスみたいでしょう



大きい方 1260円 小さい方 990円

口当たりも繊細でその不思議な感触に驚く筈
冷たいものを飲んだり食べたり、に向いています

小さいほうはヨーグルトとかアイスを入れて
大きい方はビールでも飲んじゃって下さい

ガラスもいいけど、夏の器に少し捻ってこんなのもいいですよ


Kくんありがとう
また遊びに来てね

またハンドルネームでコメント下さい







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店とSUGEEさんと店主


この日のブログでもふれていた
小さな小さな多肉植物

先日SUGEEさんが納品に来た時に入ってきました


手乗り多肉,と呼んでも語弊はない程の小さな植え込みです




グラスと比較させようと置いたら、ちょっとした生き物に見えてきました


もしかして歩くんじゃないかとほんのり期待






納品はこうしてコンテナに入れた植物達をSUGEEさんが運んできて


店頭の元気がない植物は連れて帰るシステム





坊主×坊主のTOP会談


左・おしゃれなほうの坊主(正確にはモヒカン)・SUGEEさん

右・シンプルなほうの坊主・弊社代表


植物の未来について熱く会話を交わしているかどうかは本人達に聞いて下さい

同じような頭で、同じような服を着ているのはただの偶然です




武士のように結われていたSUGEEさんのまげ
美しかったので接写の許可を頂ました

武士、と打った後だからか「接写」と打ったら「拙者」と変換されました
頭いいのか?それとも駄目なのか


アップにしたら頭の形のよさが際立って、かつてない前衛的な画が撮れました

SUGEEさんいつもありがとうございます
ちょうど納品の時に私が居ることが多く、いつも写真撮ってスミマセン



今日のおまけ




5月4日のブログに載せた La Cocina del Cuatro 

ちょうどお店に行ったので写真撮ってきました


Allegory出身の彼や





彼女も



 

頑張って働いていました



やはり器は食べ物が盛られてナンボですね

使い込まれて、焦げがついた耐熱陶器とか見るとわくわくしちゃいます


使っていただいてありがとうございます



この日私を虜にした
「ひよこ豆をほうれん草のペーストでなんちゃらしたもの」

虜になったわりには
メニュー名きちんと覚えていないのが駄目な感じですが・・


美味しかった記憶だけ強烈にあります


高円寺へ行かれた際は是非に



ちなみに、タイトルは「部屋とYシャツと私」からとりました


題名で悩んでいた私に天の声ならぬ店主の声が

「部屋と多肉となんちゃら」


いいのね?


ほんといいのね?

もうアップしましたからね





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