代官山で器や生活雑貨を扱うアレゴリーホームツールズと母体の株式会社アレゴリーにまつわるいろいろをプレス兼水曜日当番が気まぐれに綴る裏業務日誌。

うつわ男子 vol.10
 

いつまで続くのか、という周囲の不安をよそに
うつわ男子、10回目でございます

わー(歓喜)


さあ御一緒に

わーー!!

ちゃんと言ってます?
ありがとうございます


今回のうつわ男子は向かって右の人

「おいしい写真撮ります」のeat photo
photographerの花渕先輩です

並ぶと2人の髪型がシンメトリーすぎる件は
そして1人だとアシンメトリーすぎる件も
同じ宮城県仙台市出身ということで勘弁して下さい

もともとは店主が仲良くしていて知り合ったのですが
同郷ばかりか、またしても隣中レベルに実家が近所

驚愕

自分の超ピンポイント東北人引力にちょっと引く

ちなみに、先輩は左、私は右側が刈りあがっています





一度会ったら絶対に覚えるズルい感じ

髪型に負けないパーソナルがあるので
この髪型でも全然普通、超ナチュラルです

そんな花渕先輩は他にも、国際料理斗写真機構という名義で
音楽・ファッション・アニメなど、料理と写真で表現する
フードユニットとしても活動中

RADIO EVA内で連載しているエヴァ飯は、美味しそうなご飯と美女が出てきて
お腹空いている時に見てしまうと後悔するので是非満腹時にどうぞ




食べものとうつわは切っても切れない関係な訳で

もちろん先輩はうつわにも一家言あるわけで



迷わず手に取ったのは結晶柚(以前の記事→★)

アレゴリーの中でも男子からの人気が高いシリーズです

最近、こんな深いロイヤルブルーなんかも加わりまして
カラフルに並んでおります




今日も結晶が美しいですな

寿泉窯さんの御好意で、Allegory に入荷するのは
とびきり結晶がキレイなモノばかりとかいう噂





うつわへの興味が高じて、先日店主と一緒に多治見へ出張し
窯を回ってきた正真正銘のうつわ男子であります

店主は窯元の職人さんに
「こんな髪型ですがすごいカメラマンです」と紹介したとかしないとか



何か面白いことして下さい、と無茶振りしたら
次々とポーズを決めてくれた、さすがスーパーPhotographer

全部載せきれないので、厳選した一枚で
フリスビー風(でも持っているのは皿なフトドキうつわ男子)

振りかぶっている途中の私、変な構えですがお気になさらず


花渕先輩ありがとうございます


これからも美味しい写真撮って下さい
これからも美味しいご飯提供して下さい
これからも「こら加藤〜」と罵倒して下さい


最後におまけ



昨日は先輩の主催するご飯の会にお邪魔
次々に肉の出てくる格闘技のようなイベントです

これは大皿に載って登場した鹿の煮込み
後ろに写っている人間と皿の比率で大きさを想像して下さい


おいしゅうございました
重ね重ねありがとうございます



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M1グランプリ
 

タイトルは飯碗グランプリの略です

MESHI-WAN 的な・・・
毎度こじつけてすいません

うつわ屋のブログなのに、ロクに焼き物が出てこないこの裏日誌
たまにはバチッとうつわで決めてやりますよ

秋めいてきてご飯が美味しい今日この頃
アレゴリー渾身の飯碗SNAPをお送りします

飯碗だけでお腹一杯だよ〜、という声が聞こえるまで
飯碗を紹介してやりたいと思います

口調がやたら挑戦的ですけど、深い意味はありません


まずはこちら


いっちん飯碗

いっちんというのは、このうねうねした模様をつける技法のこと

スポイトのような道具で釉薬を吸い上げ、ケーキにホイップするみたいに
柄をつけていきます




とちり 飯碗

とちりは、別名飛びカンナとも言います
回しながら削って模様をつけたもの

はま(下の台の部分)も手びねりで雰囲気あります



お次は 彫込細十草 飯碗

十草、というのは黒い節のある真っ直ぐ伸びた茎のような草のことで
和食器ではとてもオーソドックスなモチーフ

これはさらに横にぐるりと段々がついていて
手で包むとしっくり感がパない、あ、半端ないです



ちょっとこってりしたのが続いたので シンプル目で

ごま 飯碗

見た目通り、胡麻がちょんちょんと付いているようなので、ごまです
捻り無し


垂れてる釉薬も味があって、ほっこりした表情です



更にシンプルなやつ

粉引き 飯碗

・・・全部飯碗なんだから、もう飯碗って書かなくて良くない?

いや書きます

粉引き、は「こびき」もしくは「こひき」と読みます
白い化粧をしてから透明の釉薬をかけることから
お粉をはたいた・・的なニュアンスでしょうか

私は母親から「迷ったら粉引きを買え」と教わりましたが
そのくらい何でも合うプレーンな佇まい




白と来たら黒で

天目 飯碗

天目というのは黒の釉薬のこと

男っぽいですね
サイズもやや大ぶりでたっぷり容量です
伊賀の土を使っていて、土の表情も男前

ひとつ前の粉引きと合わせて夫婦茶碗のように買われる方も



最後は 山帰来 飯碗

サンキライ、と読みます
これも植物の名前で、古くから焼き物に用いられたモチーフ

焼き物を見ていて「これはサンキライの模様ですか?」と
呟くと「むぅ、おぬしなかなか知りよるな」と思われるとか思われないとか

もひとつオマケに、最初の画像の飯碗は
印花、という花のモチーフが押されています

花を押すから印花、覚えやすいですね


こんな風に、模様やモチーフには昔からの愛称や呼び名があり
意味を知ることで器がより身近に感じられるような気がします

普段、なんて読むのかわからないなー、と思っていても
なかなか聞く機会も少ないので、ちょいと解説してみました


店内のプライスタグにも、呼び名が書いてありますので
機会があったら眺めて見て下さい

読み方がわからなかったら、髭の店主に尋ねてみると
うんちく付きで優しく答えてくれる筈


やー、多分今日は生涯で一番「飯碗」と書いた日
お腹空いたな。やっぱ碗だけではお腹は膨れないな

お好きな飯碗はありましたか?

気にいった器で食べるご飯は更に美味しいので
お気に入りを見つけていただけたらこれ幸いです

それではまた来週!
アレゴリーつれづれ comments(0) trackbacks(0)
部活動/ワックスペーパー部
 

最近携帯がスマートフォンになりまして

スマートで無い方の携帯電話もおそらくは搭載機能の30%位しか
使いこなせていなかっただろうという自覚は大いにあったのですが

出ようとした電話を切ってしまうこと多数
貰ったメールをそのまま返送してしまった事も多数
鳴らなくていいタイミングで宇宙との交信みたいな着信音が響く事しばし

しまいには

「〇×さんのおかげで」と、お礼のメールをしたつもりが
「〇×さんのお揚げで」とうっかり恩人を揚げてしまうに至り

携帯電話が軽いトラウマになりかけている今日この頃
関係各位には大変ご迷惑をおかけしております

じき、慣れますから

と、いうわけで今週の裏日誌
先月発足したワックスペーパー部

部員が一向に増えませんがコツコツ活動しております
主に水曜日に、はい

文京区白山の方から若干2名の応募があったとか無かったとか
引き続き部員は募集しておりますので宜しくどうぞ


ワックスペーパーは偉い子便利な子、というわけで

例えば



かごの中に鉢植えを入れたいけど、水遣りをするとカゴまで水が染みてしまう

毎回カゴから出して、水をあげる時間がないんだよー、という
忙しいレディーの皆様


敷きましょう


あれ、敷きましょう





よいしょ







ぎゅっとな





ぽいっとな


簡単ですねー

こうしておくと、ちょっとの水はWP(略しました)が受け止めてくれるので
日々の水やりが楽ちんに

あ、でも週に一度くらいはきちんと出してたっぷりお水を揚げましょう
間違った、あげましょう


観葉植物自体は可愛いけど、鉢がいまいちという時に
WPを敷けば好きなかごやバケツに躊躇無く入れられて便利です

こんな使い方も出来るんですね
偉い子です

こんな感じで、コツコツとWPのうまい使い方を紹介していきます




私もCEOのメンツにかけて
私生活でもコツコツと普及活動をしております

先日友人のお誕生日があったので
プレゼントをくるくると巻いて渡しました

ちょっとした贈り物とか、手土産のワインとかもね
くるっとしたらいいですよ

かしこまらなくて、ちょうどいいラッピング
中身のサイズに合わせて切れるので包みやすかったです

最後に念の為

部員募集中ですから


もひとつ

WPはウォータープルーフではなくワックスペーパーの略ですから
店主が速攻で間違えてましたので念の為


それではまた来週!

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オーバルベーキングで作る秋鮭の香草パン粉焼き
 

涼しくなったり暑くなったり
天気に振り回されっぱなしの今日この頃

こんにちは、水曜当番です
これを書いている今日は32度あったとか

夏よ早くお逝きなさい、とやさぐれながら書いております


とはいえ秋

そろそろお料理でも、ということで
久々に簡単レシピでも


下ごしらえから焼き上がりまで器ひとつで作れる
旬の秋鮭を使った、ささっと香草パン粉焼きです


今回使用する器はこちら
ラディッシュオーバルベーキング


マットな質感とたたら作りの温かみのある形が独特です

スモーキーな色合いが、ちょっと他には無い感じなので
「色が決められなくて困るんですけど」と逆切れ気味のお客様多数

私が使っているのはブルー
グレーがかった色で、意外と何を入れても合う
寒色系の器は寂しくみえがちですが、これは平気みたいです

素材は半磁器
オーブン・電子レンジ・食洗機もOKです


◆用意するもの◆(2人分)

鮭の切り身 2切れ(塩鮭では無いもの)
パン粉1カップ
バジルやパセリ、セロリの葉など2種類くらい
ドライハーブ(ローズマリー、タイムなど)
パルメザンチーズ大2
ガーリックチップ(パウダーでも)
クレイジーソルト
オリーブオイル 大3
白ワイン 大3
塩、黒胡椒 少々

お好きな野菜(きのこ、プチトマト、ジャガイモなど)




鮭は一口大に切り、更に並べて塩、黒胡椒を振り
白ワインとドライハーブで30分マリネします




先にワインとハーブを混ぜてから切り身にかけ回すと、少量でもきちんと行き渡ります



ラップをしたら、空気を抜くようにピタッと密着させるとよく馴染みます
この状態で冷蔵庫へ


寝かせている間に香草パン粉を作ります

まず、バジルなどの葉物をみじん切りします
だいたいどちらも大盛りの大さじ一杯分くらい

今回は、バジルとセロリの葉を使いましたが
パセリや大葉なんかでも良いです



注・みじん切りが荒いのは、切っている私が大雑把だからです


パン粉に、このみじん切りとガーリックチップ、パルメザンを入れて混ぜます
黒胡椒を強めにしたり、チーズを何種類か入れたり、お好みでアレンジして下さい




よく混ざったら、オリーブオイルを投入します

この、パン粉の時点でオイル混ぜるのがポイント
パン粉の味もよく馴染み、味がしっかりつきます





寝かせておいた鮭の周りに野菜を並べて、パン粉をかけていきます




200度のオーブンで15分〜20分くらい焼きます
表面がこんがりしてきたら、様子を見て完成

レモンをぎゅっと絞ってどうぞ


今日のコツ

鮭は一口大に切ることで熱が通りやすくなり
焼く時間も短めで済むので、ふわっとした食感が残ります


パン粉焼きという響きに、どうもパサパサとしたイメージがあって
今までどうも個人的に「グッ」と来なかったのですが、先にパン粉を
オイルを合わせる事でしっとり仕上がるのがちょっといいのです

鮭というとムニエルかホイル焼きかおにぎりの具、という
貧困なレパートリーで過ごしてきた私ですがもう違うよ

香草パン粉焼きがあるよ

意外と楽でおいしいよ

よければ作ってみてYO


誰に向かって語りかけてるかわかんなくなってきました
多分お腹空いたからもう終わりにしたいんだと思います

お付き合いありがとうございました

また来週!












商品 時々レシピ comments(0) trackbacks(0)
うつわ男子vol.9
 

こんにちは

台風が近づいているので、これを書き終えて家に帰るのが先か
雨に降られるのが先か、というスリリングな状況で書いています

雨が降ります、という予報を聞いても知らんぷりで自転車出勤
ごくまれに店に自転車を置いて帰る羽目になるのですが意外と平気

勝率にすると9割くらい、なかなかの晴れ女を自覚しております
特技に付け足そうかな「雨の合間をぬうこと」

さて今回のうつわ男子

コンセプトの「見えそで見えない」が
たまに「顔、見えてるやーん」という状態になってたりしますが

今回は大丈夫(何が?)
恥ずかしがりな出演者なので「見えない見えない」という感じかと

かわりに本人のトレードマーク、黒ブチ眼鏡
いつもこれをかけているから



今回のうつわ男子は、印刷などのディレクターをしているBさん
とてもお世話になっている方です

年齢は私よりも少し上で、人生的には大先輩なのですが
いつも同じ目線で話をしてくれます

物腰が柔らかくて、絶対に偉そうにしない
大人のお手本のようなひとです

行動範囲が似ているのか、ばったり会うことも多く
実はそこいらの友人よりもコンスタントに会っているような気がする

そういう人っていませんか?
会う人と、会わない人

代官山はデザイン事務所などが多い為、Bさんも出没率高め
水曜に当番をしていたらふらりと現れたので「出て、出て」と早速撮影しました


Bさんが持っているのは、最近釉薬が変更になったペレンシリーズ


独特の色合いが印象的

現在のマットな質感からやや光沢のある「つるん」とした質感に変更となります
在庫の物がなくなり次第随時新しいタイプになるので、マット好きの方はお急ぎを



これは手のひらサイズのボウル
この青の発色、パッキリしてて私は好きです

たまにブログに出てくるティーメーカーもこのシリーズです




いつ会っても可愛いTシャツを着ているBさん
この日もさりげないけど何かいいやつ着てました

普段そんなに着ないくせに、やたら質感とか色とか
プリントとかサイズとか(我ながら煩わしいやつだな)
気になってしまう自分ですが

この日Bさんが着ていたのは、薄いプリントやサイズ感
ヨレ具合まで完璧でうっとり。ずるいなぁ



Bさんありがとうございます


最後にお知らせをひとつ
友人の写真家・宮濱祐美子氏が面白そうな案内をくれました




明日9月3日(土)〜11日(日)まで、益子のギャラリー緑陶里で開催中です
秋のお出かけに、近くへ行かれる機会があれば是非

それではまた


Allegory Home Tools オンラインショップはこちら
http://allegory-hts.shop-pro.jp/


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