代官山で器や生活雑貨を扱うアレゴリーホームツールズと母体の株式会社アレゴリーにまつわるいろいろをプレス兼水曜日当番が気まぐれに綴る裏業務日誌。

さすらいのうつわ屋 四日市へゆく 〜早起き旅情編〜
 

先日0泊1日、つまりは日帰りで店主と四日市へ行ってきました

朝もやの中眠たさMAXで運転中の店主に、フリスク5個食べを強いつつ
「できるよ!」と励ましつつ、自らも、勿論うとうとMAXで向かった先は・・

そう、4th-market!

4thファンの方はご存知かもしれませんが、この4th-market
もともと、代々萬古焼を作っている窯元が4つ集まって作っています

ちなみに名前の由来も、四日市=四日(4th)+市(market)・・・
色んな意味の「4」な訳です

その4つを一日で回ろう

あわよくば、移転した4th事務所にも顔を出そう
もいっちょ、別件でお世話になっている産地問屋さんにも立ち寄ろう

という、何でも欲しがるマミちゃんもびっくりの欲張りな旅路です

欲張りすぎて写真が膨大、書きたいことも膨大なので
全4回に分けてUPしていきます

まず最初に到着したのはこちら



darararara・・・・・・(ドラムロール)


南景窯さんです!

こちらは、代々急須を中心に手がけている窯元で
入るなり急須がたくさん




迎えて頂いたのは、南景さん(本当は荒木さん)

「おはようございます…」

と、のっそり入っていったチームAllegory
早朝出発の疲れがうっかりにじみ出ていたようで

「テンション低すぎてどうかと思った」と
荒木さんに逆に心配させてしまういけない大人がここに2名

でも、そこは器屋
すかさず沢山の急須に興奮

早速工房に入らせていただきます



これは生地を成形する型

使い込まれた道具は眺めているだけでも伝わるものがありました




これは底の部分を滑らかにしている所

南景、と名入りの箱に整然と並べられて行きます




冷えてしんとした工房で黙々と作業をされている職人さん

これは取っ手を付けている様子

淡々と手を動かしているけれど
角度などフリーハンドでひとつひとつ調整しながら付けていきます

急須は、例えば皿と比べれば、蓋や取っ手、注ぎ口などパーツも多く
ひとつ仕上げるにも単純に工程が4倍になる訳で

こうしてパーツパーツにプロフェッショナルがいて初めて
ようやくひとつ出来上がる

並んだ時にきちんと同じ角度になっている事に感動します



↑ちなみにこれは、近日入荷予定の4thの新作「チャノキ」

蓋につまみが無い!

必見 焼く前の貴重な素肌を大公開

なんか週刊誌の見出しみたいになってしまった
文に深みが足りない事はきっちり自覚しております

そして南景さんといえばこれ



べんりー急須

どらえもんの道具みたいな名前でしょう
その名の通り、本当にべんりなんです

なんせ茶漉しの網が一体型になっている
ロボット風に言うと「茶漉し内蔵型1号」みたいな

ステンレスの丸網が急須の底全体についていて
網の下にお茶の出口があるこだわりの構造です

茶葉の湯切れが良く2煎目も美味しいという噂



うーん便利・・・

4th新作の「チャノキ」もこのべんり構造!お楽しみに!



さて、店主でも出そうかな




新作をチェック中

写真から「チャノキ」への情熱が伝わっている事を切に願います




雑なマジックを披露している訳ではありません

焼かれた直後はこのように蓋がくっついているんです
「持ってみていいですよ」と言われ、おそるおそる持ち上げている様子

こわいこわいこわいはやく!と連呼する店主に
うまい写真が撮れずしつこくシャッターを切る私

南景さん(a.k.a荒木さん)が微笑みながら
「皆さんここは食いつきポイントですね」と暖かく見守って下さいます

ちなみに、軽く「トン」と触れただけで蓋は外れ
「おおぅ・・」と低く唸る私達

奥の深い急須道なのでした

さて、次回は
南景さんを後にして4th−market 2つ目の窯 竹政製陶へ

4つの窯、それぞれに個性があって面白いのと
普段なかなか見ることの無い、工房内の様子や焼き窯など
写真を交えて紹介していきます

なぜか4thと関係の強いあのB1グルメも登場するとかしないとか
しばらくは旅日誌が続きますが、どうぞお付き合い下さい


あ!今月開催していた「ブログ読んでます」キャンペーンも
残す所30日(水)一日となりました

おかげ様で、初めてお話させて頂く方にもお会いできて
楽しい水曜日を送っております

ささやかなプレゼントも用意してありますので、ご来店時は
是非ひと声掛けて下さいね

それではまた来週

プレスかとう



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うつわ女子 vol.4


ちょいと久しぶりのうつわ女子

今回はひとり呑みのエキスパートにして 

東京ひとり酒
http://tokyohitorizake.com/ 主催のIさんです

もちろん本職は別に有り多方面で活躍されているのですが
今日は敢えてのひとり酒押しで行かせて頂きます

そもそも「女子」というよりむしろ「女史」と呼びたくなるような
クールビューティのIさん



こんな人がカウンターでひとり日本酒を飲んでいたら
つまみを遠くからスィーーっと滑らせ「あちらのお客様からです」と

こんな人が「あ、ビールは小瓶で下さい。小鉢はモツ煮ね」
なんてキビキビとオーダー入れてるのを横で聞いてたら

「あちらのお嬢さんの分は僕が支払います」と
たまらず名乗りを挙げるおじさまが続出してしまいそうな

・・・ああ、妄想が膨らむ

つまりは

「ひとり酒」なんていうから、どんな男前が書いてるのかと思いきや
びっくりする位の美女が運営していると

おまけにサイトの写真がまた美味しそうなんですの
空腹時に読むと後悔するのでくれぐれもご注意を

さてさて、そんなI 女史
名店を沢山見てきているだけに下手なものは勧められない訳で

ここは店主が先月、美濃で買い付けてきた中からとっておきを



織部の中鉢と長角皿

織部は美しい緑が印象的な 美濃を代表する釉薬のひとつ
利休の弟子、古田織部が好んだことでも有名です

一般に「織部釉薬」とは、透明釉薬に酸化銅などの銅を着色料として加え
酸化焼成したものを言うそうですが、難しいうんちく抜きでこの緑はただただ美しい

漫画「へうげもの」でもお馴染みですね


*Iさんが華奢な為、皿が大きく見えますが直径約21cmほどの中鉢です

櫛目という技法でぐるりと付けられた模様が印象的で
彩り鮮やかな野菜の煮付けなんかをどかーんと盛りたいお皿

前にも書いたかもしれませんが
存在感のある器がひとつあるとぐっと食卓が華やぎます

小皿をこつこつ集めるのも良いけれど
まず買うならこんな大きめをばちーんと決めると以外にラクだったり

それに合う小皿をのんびり買い足していく楽しみもありますしね



こちらは しのぎ長角皿
このサイドの模様はへら状の道具で掻いて付けたもの

どうしても丸いお皿が多くなってしまうので
ひとつ角皿が入るとアクセントになるし引き締まります

これに焼いた鮭を乗せて優雅な朝ごはんが食べたい
ごく個人的に

美味しい酒に、美味しいつまみ
できればイカシタお皿に乗せてどうぞ


Iさんありがとうございます
女史を見習ってひとり酒デビューしたい方はブログを参考にどうぞ


それではまた来週!
と見せかけて・・・

23日(水)は祝日ですが当番でお店に居ります
ブログ読者の方へのプレゼントも継続しているので
代官山へお越しの際はぜひお立ち寄り下さい

ではでは!

かとう



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花と暮らす



隠していたことがあります

パンが好きだ好きだと言っておりましたが
もっと好きなものがありました

それは草花

一応、祖母の代から代々華道の師範の家系で
花好きが高じて実家に温室を併設させた人を母に持った割に

正直、20台の半ばまではさして花に興味も無く

プレゼントで頂いた花束を
「食べられたらいいのに」くらいに思っていた私ですが

やはり血なのか
いつのまにか身体が植物を欲するようになりました

今では花を買うぞと思っているだけでわくわくしてしまうので
直前まで自分に「買わないかもしれないからまだ喜ぶなよ」と
けん制したりして

タバコ吸わないから(その分)花を買ってもいいんだもん
と、誰にともなく言い訳してみたりして

なんやかんや口実を作っては花を買っているのであります

それなのにそれなのに
お店でも沢山の花器を扱っているというのに

うっかりしていました
ちなみに私の座右の銘は「うっかりとちゃっかり」

今日は少しですが、ご紹介を




小さな花瓶なら、やはり小さな花が
この花は、マトリカリア





壁に吊るす物なら、動きのある枝物
これはカンガルーポー





アイビーは陶器との相性が良く





和室なら丸盆を敷くだけで雰囲気が出るかと
ヒペリカムは、実が赤くなってからも可愛い





同じデザインをサイズ違いでふたつ





動物モチーフなら例えばおやつと一緒に


淡々と紹介しましたが、紹介しきれないのでまたの機会に


飾るのは別に高い花でなくていいです

今日使った花も全部で1000円くらい
スーパーの軒先に並んでいたものです

大切な人に贈る花はやはり好きな花屋で選びますし
頑張ったなーと自分を労う時も、奮発して珍しい花を買うけれど

毎日のは1束いくらので充分

大切なのは、自分の暮らしの為に草花を買って
かれてしまう数日の間、愛情を持って水を替え、枝を切ること

手をかければ、切花でもその分きちんと長持ちする
これは実感です

好きな花器をいくつか揃えて
どれに飾ろうか、と想像しながら花を選ぶのは
料理の時に食器を選ぶのにも通じる気がします

花のことは、話し出すとキリがないので今日はこの位で

今週はお休みを頂きましたが、来週からはまた水曜当番

ブログ読んでくれてありがとう祭り、も続行中です
良かったら水曜日も代官山へどうぞ


それではまた来週

かとう




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たまには美容も・・オイルのススメ
 


調布から飛行機で45分
同じ都内というには少し遠い、けれど豊かな自然が残る島・大島


国産のヤブツバキの種子だけを使って
丁寧に丁寧に作られたオイルを今日は紹介します

あれなんか今日は真面目ですね
真面目な商品を紹介するので私もきちんとしているのです


さて、いつもどおり単刀直入に言います

このオイルはすごい


コールドプロセス製法だとか、添加物一切無しだとか
国産のヤブツバキの種子だけを原料にしているとか

一応、並べてみましたけど
とにかくつけ心地が素晴らしい

私はハンドクリームがわりに手に使いますが
すぐに浸透してベタベタしない

爪の根元の甘皮の部分に塗りこむと
健やかな爪を育ててくれて、指も綺麗に見えます

はい、ここでまた薀蓄

皮脂に近いオレイン酸を85%以上含有しているので
すぐに肌になじみしっとりするのだとか

トランス型脂肪酸もゼロ!

丁寧なろ過を何度も行っているので臭いもなし
椿油特有の香りが苦手な私には、とても嬉しい


使い方も様々で

全身に使えるので、化粧水の後に乾燥が気になる部分につけたり
マッサージオイルにしたり、痛んだ毛先のトリートメントにも

お風呂で頭皮をマッサージした後蒸しタオルで5分ほどおき
その後シャンプーをすればスカルプケアにもなります


このオイルは、きちん丁寧にと作られているという背景だけでなく
使い心地や、使用感もちゃんと良いというのがポイント

何より一本で色々使えるというのがシンプルで良いな、と

ちなみに、先日雑誌で読んだ
「この冬、オイルがあれば何もいらない」

という美容家さんの強い一言にも影響されています

トドメに。防腐剤も不使用ですが開封後6ヶ月持ちます
店頭にサンプルも置いてありますので、是非お試ししてみて下さい


ついでにご紹介

主婦の味方雑誌「mart」12月号のお風呂美容特集で
Allegoryのお風呂グッズが沢山紹介されています

ニュージーランドのマッサージオイルや



おなじみ、サンタール・エ・ボーテのバスソルト



乳精のバスパウダー
等々・・

お風呂の楽しい過ごし方が沢山載っていて楽しいです


秋の夜長

ゆっくり湯船に浸かって、身体のメンテナンスでも
もちろん湯上りには、椿のオイルもお忘れなく


それではまた来週!


◆業務連絡◆

来週9日(水)はかとうお休みを頂きます

「ブログ見てます」プレゼント企画もお休みとなります
ご迷惑をおかけ致しますがよろしくお願い致します

また、今週ご来店を頂き声をかけて頂いた皆様
本当に嬉しかったです。ありがとうございました

かとう
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