代官山で器や生活雑貨を扱うアレゴリーホームツールズと母体の株式会社アレゴリーにまつわるいろいろをプレス兼水曜日当番が気まぐれに綴る裏業務日誌。

ONKUL
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FUDGEからベーシックをキーワードにした新しい雑誌
「ONKUL」(オンクル)が届きました

新しい雑誌ができる時には、
その方向性だとかコンセプトを説明したものを
あらかじめ見せていただく機会があるのですが

“あたりまえなものにほどこだわりたい”
というフレーズに、個人的にも発売を楽しみにしていました

手元に届いた創刊号

表紙は白いシャツにカーゴパンツという
高校生の時から好きなスタイル

余談ですが、私服だった高校時代
まさに白シャツ+軍ものの太いパンツ、襟元に迷彩のバンダナという、今思うと本気すぎるスタイルで学校へ向かう娘に、きっと親は複雑な気持ちだったのだろうな・・と今更ながら。そして玄関で敬礼された記憶が蘇る。

ベーシックとか定番とか、言葉自体はよく耳にしますが
定義は人それぞれだし有名だから良いという訳でもない

オンクルは今の暮らしの尺度で、あまり背伸びをせず
身の丈に合った定番を見つけていけそうな、そんな内容でした

Allegoryからも色々な商品を掲載して頂いたので少し紹介

まずはみんな大好き、パン特集
パンの中でもトーストに特化している内容です
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さて、この中にアレゴリーのバターナイフはいくつあるでしょう

答えはさておき、このビジュアル
こんな風にバターナイフに特化したコーナー今まであったかな

嬉しい
実に嬉しい

しかも可愛い

だってバターナイフの品揃えならちょっと自慢できるのです
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塗るのはバターだけでなく、蜂蜜とかレバーペーストにも
長さも太さもマテリアルも様々揃っております

これ以上は何も言うまい

ただ「なんとなくヘラ状になっている道具」がとにかく好きだ

ビューティーコーナーには

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黄色効いてるなー、と思った人ナイス


黄色いワセリンと黄色いツイーザーは
どちらもアレゴリーバスコーナーの定番アイテムです

ナチュラルでオーガニックなビューティーを特集したこのページ
写真も可愛くて読み応えありました

他にも色々なアイテムが掲載されています
じっくり見てみて下さい

最初の画像だとわかりにくいので今一度
表紙はこのような感じです

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そういえばわたくし

FUDGEのウェブサイトにて、少し前からコラムを書かせて頂いています

この裏日誌とは違う角度で
たまにアレゴリーの商品も出てきたりするかもしれません

JOURNEY JOURNALというタイトルで何本かアップされてます
http://fudge.jp/clip/%e3%80%8ejourney-journal%e3%80%8f/

更新だいぶゆっくり目なのですが・・
お暇な時にでも読んで見て下さい

さて世の中ゴールデンなウィーク
アレゴリーは休まず営業します

今週の水曜は本店とビューローを行ったり来たりになる予定
どちらも是非

それではまた!
プレスかとう
 
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洗い物問題2014

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水周りには人格が出る、という言葉があります

なるほどこれは一理あるなというのが個人的な意見
台所、お風呂、洗面所、水周りの保ち方や使い方に確かに個性が出る

そして料理上手だなと思う方の台所の水周りは
必ずと言っていいほど美しい

洗い物は、毎日のことなので
出来るだけ気持ちよく出来るといいし
道具も出来るだけ気に入ったものだといい

改めて洗い物問題に向き合うならば ecoFORCE(エコフォース)

100%リサイクル素材のスポンジ
メイドインU.K



緑の部分がハード、黄色の部分がソフト
1粒で2度美味しい、某キャラメルにも負けない働き者

ソフトとかハードとかキャラメルとか書いてて
なんか甘くて美味しい物を想像してしまうけどスポンジです

端材を圧縮しているソフトの部分をズーム

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これを見てもなんかキレイ美味しそう、、
と感じた私は重度の食いしん坊でしょうそうでしょう

リサイクル感はある意味きちんと出てます
色合いまでなんだか良い感じがするのはU.Kフィルターなのか

握りやすい形、かつ見た目にも美しいデザイン
流しに置いてあっても目立たない地味な色合いもまたよろしい

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たまに目の覚めるような色のスポンジとかありますね
あれ、私はほんとうにびっくりしてしまうので苦手です

なんていうか、台所は基本的に食べ物を扱う場所なので
自然界に普通に存在する色のものがある方が安心するというか

あと、白いスポンジは汚れてきたのが分かりやすいし
衛生面でもお奨めできます

毎日料理する人は必然的に毎日洗い物をするわけで
日々のルーチン、楽しくまではならなくてもせめて快適にこなしたい

 おもしろきこともなき世におもしろく

てな感じでまた来週!
プレス加藤


 

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木挽く


木挽き

コビトではなく、コビキ

以前こちらのエントリーでご紹介した
GLOCAL STANDARD PRODUCTSから
少し前に新しいプロダクトが到着していました

名前は「KOP」

捻りなし、直球ストレートで「コップ」
でも実は木で出来てるという豪速球

すいません、野球詳しくないくせにいつも球に例えたりして

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この縁取り、何かに似ています

じりじり・・


じりじりじり・・・・(近寄る音)



あれか!


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紙コップ


これを実に精巧にトレースしてデザインされているのでした
飲み口部分の玉縁や、底もきっちり紙コップ

ちなみに、コップ(KOP)はオランダ語です

そして、Wikipediaを見ていたら

「コップは調理の際の液体の計量にも用いられる。「コップ1杯」と書かれている場合、日本においては180ミリリットルか200ミリリットルを指していることが多い。他に100mL、125mL、150mLとする場合もある。」

・・とする場合もある。って冷静に書いてるけど
100mlと200mlだと結構話、違ってくるよね

結局、何ミリリットルなんだろうか
知ってる方いたら教えて下さい

はい、ここでもういちどKOP

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※地味にネイルチェンジしていることに気づいてしまった人、偉い


いわゆるプライウッド(※木を薄く加工して巻いたり繋げたりしてあるもの)ではなく、木の塊を削り出しているのでサイドにも底面にも繋ぎ目が無いのも凄いところ

加工は日本一の木地轆轤産地である
石川県山中漆器の木地師が一つ一つロクロで挽いています

受け継がれて来た伝統を、新しい観点で更に生かす
今の時代のスタンダード

ちなみに、こんなイカシタ箱に入っています
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玉縁の凹凸までリアル

KOP、実に男の子受けがいいです
手にとって「じっっ!」と見ている率高し

意外性もあって、でも実用性があり
伝統工芸の技術は詰まっているけれど、軽い

見慣れた紙コップのフォルムでありつつ、新しさはある

こんなの作ってずるいじゃないですかISGRさん(微妙に匿名にて)

うつわ男子へのギフトにどうぞ
海外の方へのお土産にも、きっと喜ばれるはず

最後にこれだけは言っておかなくては

薄挽きの技術を生かして側面の薄さ、なんと1.5mm
薄すぎて空に翳すと光が透けます

で、これだけ薄くてもきちんと丈夫
ダメ押し的情報を加えて結びに代えて

木の向こうに透ける明日はどっちだ

それではまた来週

プレスかとう
 
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Sill
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桜が咲いたかと思えば、急に寒くなったり
まさしく花冷え

花冷えという言葉、季語として使われるのは桜の季節だけだそうで

お花見の季節になると必ずセットのように使われているけれど
まさに言い得て妙。花冷える今日この頃

さてさて、こんにちは

ところでSillってなーに?と
タイトルをきちんと見ているそこのあなた

Sillとは「にしん」のこと
甘辛く煮付けられて鰊蕎麦にのっている(こともある)あの「ニシン」

北欧・スウェーデンのアルメダールスから入荷したクロス
かわいい魚が描かれているなー、と思っていたらこれ、ニシンの柄でした

ひろげると

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ばっ!!

約10匹

裁断で見切れている11匹目に北欧のアバウトさを感じつつ、自分との共通項を見る

大き目のコットンリネンクロス
リネンと言えばリトアニア、のリトアニア製

ここは北欧に詳しいスタッフの長塚さんにちょっと尋ねてみる

・この大きめのサイズ、片方で拭いて、次はもう片方で拭いて
交互に使うことでいつでも乾いた状態で使えて便利である

・1955年から使われている歴史のあるデザインで、北欧では非常にポピュラーな柄である

・フックに引っ掛ける用のタグをパンツのウエストにちょっと掛ければ即席のエプロンとしても(!?)

スラスラと驚くほど沢山の情報が・・!
特に最後の。面白い使い方だし、新鮮

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こんなトレーもあります
ニシン大活躍

正式には
アルメダールスでは伝統的な「FISH」というシリーズです

キャラクターやモチーフにあまり興味の無い私も、これはなんだか気になる
昔から長く愛されているものって、きっとこういう「なんだか」を持っているんだろうな

北欧では酢漬けやオイル漬けなど保存食としてポピュラーなにしん



こんな可愛いグラフィックがスーパーに並んでいるのが北欧クオリティ

可愛い見た目と裏腹に食べるとけっこうパンチある味もまた、北欧クオリティ

温かみと懐かしさを感じるところが、日本人が北欧デザインを好きな理由である、と以前何かで読みましたがちょっとわかる。行ったことないけどなんか懐かしい気がする。気がするだけのような気もする。

ニシンだけでなく、こんな柄もあります

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Pomona りんごという意味

安定の可愛さ。りんごと聞けば青森出身の弊社代表も黙っていない筈(確認はしていない)

春ですし、ちょっとポップなアイテムを取り入れても楽しいんではないかと


ちなみに、ニシンは春告魚とも呼ばれていて春の魚なのだそうで
なんか気になるなー、にはきちんと理由があったのでした

そして、チェコでは@(アットマーク)を「ニシンを巻いたもの」(zavináč) と呼ぶという(wikipediaより)プチ知識を最後に書いたところで、皆さんまた来週

今週はお花見も最終でしょうか
花冷えの季節、お出かけは暖かくしてどうぞ

プレスかとう








 
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