代官山で器や生活雑貨を扱うアレゴリーホームツールズと母体の株式会社アレゴリーにまつわるいろいろをプレス兼水曜日当番が気まぐれに綴る裏業務日誌。

ニューヨークニューヨーク


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ニューヨークと聞いて何を思い浮かべるかと言えば
やはりBOØWYのNO NEWYORK

見たことも行ったこともないのに
ニューヨーク!! ニューヨーク!!と
合いの手入れていた高校時代、嗚呼青春

私の青春はさておき、1月にNYで買ってきた古いもの
先週末からビューローで店頭に出しています

店内の結構奥の方
レジカウンター横あたりの一角

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いくつかピックアップして紹介します

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古い企業ノベルティの靴べら ¥1296

靴べら、何気に探している方が多いアイテムだったりして

手のひらサイズなので小さな玄関にも良さそうかなと

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古い木のフレームと古いラベル フレーム¥2376 ラベル¥1296

木のフレームはちょうど良い感じに古びていて
佇まいが良かったです

H20×W15の小さめサイズなので、
お子さんのイラストなんか入れても可愛いかと


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気に入ったのは見た目だけでなく裏側の止め具や、
スタンド部分が革(合皮?)のようなソフトな素材だというところ

フレームのスタンドって金属が多いので、この柔らかい感じがいいなぁと

ラベルは、1930年代のタバコなどのラベルだとか

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とにかく印刷が・・・凝っている
エンボス加工されていて凹凸が感じられます

ピンでボードに留めても、フレームに入れても

ひと目で胸を打ちぬかれて、あるだけ買ってきました
眺めているだけで自分の知らない世界を想像できて嬉しくなります

最後はこちら

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伝言メモ・・のようなもの

とっても便利だし、ルックスもキュートだし
仕事がちょっと楽しくなるかなーと

席を離れていて戻った時、このメモが電話に貼られていたら
私なら「やりおるな・・・」と唸ると思う

唸らせたい、私も!という方に是非お求め頂きたく
一冊¥216です

今回はこんな感じのブースを回って探してきました

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赤いフレームに写っているのは
歩き回ってまさに棒になっていた私の足

こんな大きなフレームやミラーも良いなあ・・と
思いを馳せつつ、小さな小さなアイテムを求めあちらへこちらへ

今回も少数精鋭ではありますが
こんなのがビューローにあったらいいな、を買ってきました

ビューローに行ったらFromUSAコーナーもぜひご覧下さい

最後におまけ、旅の思い出

ブルックリンにある大きなWHOLE FOODSへ行った時
おもむろに目に入ってきたこの看板・・・


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ALLEG・・・って
なんかどっかの店と名前が似てる
後ろのAもあるからますます空目

気になってHPを見てみると
1977年にコロラド州でスタートした
歴史のあるコーヒーロースターさんでした

http://www.allegrocoffee.com/

勝手にものすごい親近感

よければアレゴリーで一緒にマグカップでも作りませんか?
と言いたかったけれど、主に私の英語力の問題で断念


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目をぎゅっと瞑って、パッと開けてコレを見たら

どうですか、見えるでしょうアレゴリーに
ALLEG・・という綴りを見たらAllegoryに自動変換

日本から14時間離れたブルックリンで、いきなりのホーム感

ちなみに勿論コーヒーも大変美味しかったです
変り種でパンプキンスパイスラテというのも飲みましたが
これがまた、個性的で

このちょっとメジャーを外した感覚にも
なんだかシンパシーを感じたのでした

気温の上がる日も増え、春は確実に近づいて来ていますね


Allegoryは、代官山の2店舗に加えて
池袋パルコとエキュート立川でのLIMITED STOREも開催中

併せてよろしくどうぞ

それではまた来週!
プレスかとう

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いつも使っていたいもの
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いつも使っていたいもの
いつか使ってみたいもの
Allegoryがオープンした時からのコンセプト

誰が作ったからいい、とか
どこの窯のだからいいとか
そういうフィルター無しで

純粋にコレいいじゃん、で良くないすか?
というのが商品を選ぶ大前提にあります

国内の物も海外の物も
新しいものも古いものも
これがあったらちょっとだけ
生活が楽しく豊かになるな、というもの

で、そうやって選んだ商品に合いそうな
オリジナルの商品もこっそり作っていたりします

例えばこれ
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ごくごくごくごく・・シンプルな

(何かを飲み干す擬音ではないです)

真鍮・銅・ステンレスの箸置き ¥976

だいぶ素っ気無い形
こういうのが欲しかった

どこかで見たことがある・・・
と思ったら文鎮でした。習字で使うあれ。

合ってます、あんな感じです
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食卓をイメージして下さい

木のテーブルに陶器が乗っていて
グラスは硝子
箸が漆だとして
あと足りない質感て何だろうと

Allegory的なひとつの結論が金属
光るもの・・真鍮や銅などが加わったら楽しいんではないかと

でも質感がそもそも派手だから
形はこれ以上無いくらいシンプルでええじゃないか、と

もともとは、全くベクトルの異なる製品を手がけていた
とあるファクトリーにお願いして作って貰いました

ちなみにカードスタンドも
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縦向きと横向きがあります

ポストカードとかを気分で差したり
来客の際のお品書きなんかさらっと書いてみたりして
勿論、筆で書くなら文鎮にもなるしで更に便利

金属は使うほどに酸化したり
経年変化でもっと面白くなってくる素材

今は控えめに光っている真鍮は
時間と共に鈍く光る黄金色に

銅は錆を伴った褐色に

使う人の手の温度、その家の空気
何年後かに見ると全く違う物になっている(筈)

こんなの良くない?ありそうで無くない??という
閃き思いつきで作ってみました

私は銅を買いました
さて銅なるかな
あ、どうなるかな

お後も宜しいようで

ちなみに、今週21日(土)は
姉妹店ビューローにてお店番の予定です
先日に少し告知しておりましたが
アメリカで買ってきた古い雑貨も店頭に並べる予定

そして、最後に大きな告知を

今週の木曜日 2/20 から5/17(日)まで
池袋パルコ本館 7Fにて約3ヶ月間のLIMITED SHOPが始まります

本店には無い大型の家具なども揃った
弊社始まって以来の大きなスペース!

こちらも是非お立ち寄り下さい
それではまた

プレスかとう

 
商品 時々レシピ comments(0) trackbacks(0)
to wrap something
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久しぶりの祝日水曜
晴れた代官山は沢山のお客様でにぎわい中
今日はビューローからの裏日誌です

ビューローは最近ラッピング用品がとても人気
バレンタインが近いからなのかしら

個人的には、デパートの均一に包まれたものより
その人の個性出ちゃってる系ラッピングが好み

例えば、手作りのチョコとかも
こんなドイツのペーパーバッグにがさっと入れるとか
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実際にお肉やさんやパン屋さんで使われているもの
一枚63円也

これ、個人的にビューローの中でも特に好きな商品
ちょっとした御礼とかお裾分けも、入れるだけでなんかいい感じ

話が少し逸れますが
先々週お休みを頂いて、かとうが出掛けていたのはNYでした

ブルックリンなどの小さなお店で買い物をすると
ラフなんだけどすごくセンス良く包んでくれるのが印象的で

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マスキングテープを×に貼るとか
これまたゆるい柄のマステをアクセントにしてたりとか

薄葉紙だけでざっくり包んでおしまい、という所も多め

しかも、だいたい店員さんがおしゃべりをしながら
特に手元も見ずに包むのに、なぜか可愛く仕上がる

海外に行って、結局一番面白いのって
こういう些細なディティールの違いを目にすることだったりして

ビューローに並んでいる包むグッズも
もっともっと、面白い使い方があるんだろうな
もっともっと、考えてやってみなきゃ
そんなことも考えつつ

ちなみに、マスキングテープは日本製が大人気
ニューヨークでも至る所でメイドインJAPANのマステを見かけました

旅に出て、特にホームシックにもならない私ですが
異国の地で時折、ふと目にする
MADE IN JAPANの文字は嬉しく誇らしいもの

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勿論、日本のアレゴリービューローにでも各種取り揃えています

何色かストックしてあると本当に便利

バレンタインも近いことですし
あの美味しいナッツ
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ブルックリン的フリースタイルで包んでみる

ちなみに今年、なぜか加藤は
バレンタインチョコレートを既に2つ貰っています

年々あげるよりも頂くことが増えている謎
そういうキャラなんですよ、と言われたけれど腑に落ちない
嬉しいのでまあいいか

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端的に、包む紙とマステの色合わせに
ある程度のコントラストがあればだいたい可愛い

寂しければシールとかプラスするくらいで

麻紐も、フリースタイルにぐるぐる巻きで十分可愛いのではないかと

包む紙、巻くもの貼るもの、袋やスタンプ
使う人の想像力と好奇心でいかようにも楽しくなる物達

取り揃えてビューローはひっそり今日も営業中です

あ、例のごとくアメリカで買い付け
ハンドキャリーしてきた商品も、これから値付けして近々並ぶ予定です

チラッ・・

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古いもの、日本に無いもの
ビューローにあったらいいなと思うもの
数は少なめですが、どれも欲しい!と
まっすぐ視界に飛び込んで来たものだけ

お店に並んだらまたお知らせします

最後に、2月から再び始まりました ecute立川
http://news.allegory-hts.shop-pro.jp/?eid=661874

前回よりも広い売場に
代官山では取り扱いの無い商品も並んでいます

こちらもぜひに
それではまた来週!

プレスかとう
 
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Made in Imabari 前編
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相変わらず寒い毎日ですが、今日は立春

確実に春は近づいているはず
たぶん近づいていると思う
近づいてるんじゃないかな

亭主関白的な三段活用でこんにちは
先週はお休みだったので二週間ぶりの裏日誌

今日はタオルのお話を少々

今治出張で学んだことを、熱の冷めないうちに
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おもむろにシャトル織り機の中を練り歩く弊社代表

こうして織りに入る前に
まず糸をつくるところからタオル作りは始まります

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これはチーズと称される小さな糸のロール

整経と呼ばれる工程で、まずこの小さな糸巻きを
織り機にセットする為の「延べ」と呼ばれる大きな糸巻き状にしていきます

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「チーズ」から集められていく糸達

それにしてもチーズとはなんと可愛い名称なのか
そしてこの光景はなんと美しいのか

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こうして集められた糸

この光景を眺めている最中の私の脳内BGMは勿論中島みゆきで「糸」

この糸達が、前回のブログで紹介した
店主が背中でびっくりしているあの大きな糸巻きに巻かれていき
それからタオルが織られるという流れ

↓↓「あの大きな糸巻き」↓↓とはこちら
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そう、いきなり大きな糸が登場する訳ではなく

まず綿(わた)から糸へ
  ↓
糸を丈夫にする「糊付け」をして小さな巻き(チーズ)へ
  ↓
チーズから集め「延べ」の状態にして初めて「織り」の工程へ

思っていた何倍もの手間をかけて作られていくタオル

いきなり大きな糸が登場するのだと思っていた自分を恥じましたね、私は

人生と一緒で、いきなりホームランは無いのだ
地道なヒットを重ねて点を取るのだ・・

って、また知りもしない野球を例えにして
そして話が微妙に逸れている

タオルタオル(メガネメガネ・・のリズム)
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これは人気のフラックスシリーズの裏側

ふわっふわです
ふぁっっふぁっっ と言い換えても良い(どちらでもいい)

このふわふわループも、昔ながらのシャトル織り機で
実に繊細な調整をしながら織られていきます

ちなみに、今治タオルの伝統的な製法の特徴は
「先晒し・後染め」

これは糸の状態で色を染めるのではなく
まず織ってから染色をする、ということです

アレゴリーで扱っているタオルは
織り上げたタオルの糊抜きから始まる「精錬」の工程を
更にプロフェッショナルな別の工場で行っています

餅は餅屋
精錬は精錬所で

なぜ、今治タオルは柔軟剤いらずなのか
なぜ、今治タオルは使い続けていてもへたれにくいのか

なんでかなー、と
ふんわり(タオルだけに)感じていた疑問を
数字で裏付けて納得することになる怒涛の精錬所編をお楽しみに

さて、ここでお知らせ
旅の一座Allegory

今年は続々と期間限定SHOPが続きます
現在、一緒に働いてくれるスタッフを募集しています
http://news.allegory-hts.shop-pro.jp/?day=20150128

色々なスタイルで働くことが可能な職場だと思います

むしろ「こう働きたい」という
明確な意思のある方だと楽しめるかもしれない

店長になりたい、でもいいし
買い付けをしてみたい、でもいい
自分の制作活動をしながらでも旅をしながら、でもいいです

興味のある方は気軽にお問い合わせ下さい

それではまた来週!
プレスかとう

 
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