代官山で器や生活雑貨を扱うアレゴリーホームツールズと母体の株式会社アレゴリーにまつわるいろいろをプレス兼水曜日当番が気まぐれに綴る裏業務日誌。

ディープ !!波佐見/後編

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引き続き、波佐見

先週は「案山子の写真が多すぎます」と
店主に叱られ(あれでも省いたのに)

波佐見は長崎県なのに、
なぜか佐賀県を連呼し御指摘を受けるなど(修正済)

わかって頂きたいのは全て
ディープな波佐見を少しでも伝えたい気持ちゆえ

今日は真面目に書きます
いえ前回も超真面目に書いてました

そんなわけで、いざ後編

少し前から展開している一輪挿しのシリーズ
こちらも波佐見焼
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Beaker + Frasco
で、ビカスコ

釉薬のグラデーションの美しさと
実験器具のようなフォルムの面白さ

あと名前つけた方のセンスにリスペクト

このビカスコを作っている窯元さんへもお邪魔しました
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奥のほうに見えるのが、まだ本焼成前のビカスコ
これに釉薬を掛けて焼くと製品になります

型を作る人、生地を作る人、釉薬をかける人
ひとつ一輪挿しにはたくさんの手がかかっていて

お店で扱う商品が、どんな場所でどんな風に
どんな方々の手によって作られているか
これが知りたくて、いつも産地へ向かっています

アレゴリーで扱う商品は

いつもの暮らしに馴染み、無理なく買えるお値段で
というのがモットーなので

良いけど、ちょっと高いなァ・・という物は
けっこうシビアな目線で不採用になります

これいいじゃん!
値段もいいじゃん!!

超いいじゃん!!

とならないと、なかなか店頭にたどり着かない

オープンして7年ですが
その辺は頑固に変らない気がします

その代り、扱うと決めた商品については
できるだけ理解を深めてしっかり売っていきたい

ゆえの出張、旅日誌なのであります

真面目か

たまにはまじめに書かないと
てな感じで

小さく、家族で運営されているような窯元から
大きな工場を持つ窯元まで

それぞれの特性や得意分野を聞きながら回ること4社


並ぶ道具に惹きつけられたり
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広大な工場にときめいたりしながら
時間は過ぎていきます


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窯元を回りながら、気になる商品のチェックも欠かさず

出して頂いたコーヒーのうつわが気になって
その場でオーダーを

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向うから撮影しているのは
先週も登場の小柳さん

色々な配色があるマグのシリーズも
これからお店に並ぶ予定です

この他にも買い付けや別注の相談もしてミッション終了

小柳さんのご好意で、やきものの里へ
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古代から現代までの色々な窯12基が再現された公園
うつわマニアにはたまらない(かもしれない)場所です

見晴らし良い高台に広がるジブリのような世界に
思わず写真を撮る弊社代表

旅日誌に誰に頼まれるでもなく付いてくる集合写真
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広大な風景を背中に、、、と引きすぎました
そして肝心な時にいつもピンの甘い私の愛機GR

左に写っているのが、この日まるっと我々を案内してくれた
小柳さん。男前を写しきれなかった自分の腕前に歯軋り。

日も暮れて来た所で、そろそろ波佐見編はフィナーレに


・・と見せかけて本日のデイープ波佐見


先週紹介した冊子「ディープ!!波佐見町」
もちろん出発前に熟読して行った訳ですが


面白すぎる

FACEBOOKでつながらなくてもだいたい知り合い

これもしかして「悪そうなやつはだいたい友達」
を超えるパンチラインなのではないかと

そしてこれ

小柳さんも


「ほんとに至るとこに落ちてますよ」

「あと雨が降ると出土します」

出土!!

じわじわ来る



本当に普通にハマ(底の部分)などが落ちているのでした

大げさでなく、DEEP波佐見

堪能しつつ、良い出会いもありつつ
実り多い出張となりました

実は、この後には翌日のリアル有田編がまた続くのですが
これにて一旦完結

入荷している波佐見焼はおかげさまで好評につき

本店だけでなく、川崎店と立川店でも展開しておりますので
そちらもよろしくどうぞ

それではまた来週!

プレスかとう

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ディープ !!波佐見/前編

佐賀空港を出るとそこには広大な平野

見渡す限りの空と田園風景に車を走らせ
店主と波佐見・有田に出張へ

波佐見焼

長崎県波佐見町が発祥の磁器

アレゴリーでもオープンから
こつこつ展開していましたが、最近特に人気が高め

ひと足先に入荷した波佐見焼のうつわ達も早速人気な様で

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特徴的な形のプレート
丸型は無く全て長方形なのが男前

中間色+白と黒
表情のある釉薬

こういうスモーキーなトーン
今まであまり扱っていなかったかも

取っ手のない湯のみのようなマグは
アレゴリーの別注で作っていただきました

ふふふ、別注ですの

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マグカップから取っ手だけを外したもの

例えると、お寿司屋さんでお茶飲むような寸胴のあれ
でも寿司ネタが書いてないやつ・・

以前からそんなのを置きたかったのですが
なかなかこれぞ!が無く

通常付いている取っ手を外して頂くことで
ようやく理想的な「あのマグ」発売と相成りました

私はグレーを
カーキのようにも見える渋い色
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そりゃ勿論シリーズで揃える


気に入った物はきちんとラインで使ってみる派

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朝食に抜群

湯呑的なマグも非常に調子良し
スタッキング出来るのもまた愛し

かとうの自腹でドン、はさておき
話を波佐見へ戻します

何やら素敵なスペースにて店主が打ち合わせを

背中は今回波佐見を案内してくれた
アイユーの小柳さん

築100年を経過している建物を生かした
ショールームのロフトにて何やら楽しそうな密談が

こちらの詳細はまた追って

さて旅日誌といえばのB級グルメ的昼食
今回は私が密かに(そして勝手に)食べる気満々だったこちら

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トルコライス
もちろんお皿は波佐見焼

ご飯の面積がかとうの顔くらい
炭水化物+肉の逞しいプレート食

気になる方はこちらどうぞトルコライスwiki 

おなかも満たされた一行、いざ工場へ・・
の様子は来週の後編でご紹介するとして

噂のディープな波佐見について少々

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車を走らせていると目に飛び込んで来る案山子(かかし)


コメッシ...


「かかしフェスティバルがあるんですよー」

さらり説明してくれる小柳さん


かかしフェスティバル・・・

シュール

シュールしかない

かかしに遭遇する度
そっと車の速度を落としてくれる小柳さん

優しさしかない
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これ夜に一人で見たら悲鳴上げるやつ

もちろん案山子
DEEP

そして連れられて行ったのは、棚田
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美しや

おぉー・・と感嘆の声を上げて眺める我々に


小柳さんが一言
「次の棚田サミットはここで開催なんですよ」


棚田・・サミット・・
コンテンツが豊富すぎる波佐見町

これでした http://www.yukidaruma.or.jp/tanada/


ふと目線を落とすと
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ここにも案山子を確認

抜かりなし

DEEPなループです

だってこんな冊子作ってるんだもん

旅のガイドブックの一歩内側をゆく・・って

これを波佐見町が発行してるあたり深い
デイープ名乗るだけある

控えめに言っても超面白いです

どう面白いかは来週詳しく
どうしても中身が気になる方は、少量ですがお店にご用意しています

デイープ波佐見・前編はこの辺で
また来週!

プレスかとう

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代官山は晴天、久しぶりの店番
ホームに帰って参りました

先週は出張に出ており
裏日誌もお休みを頂いていました

最初の画像は旅先での一枚

古い町並みが好き過ぎて
カメラロールにはこんな写真ばかりが

さて久しぶりにお店に来たら
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多肉などのハンギンググリーンが入荷していました

吊るすタイプだと窓辺やキッチン、リビングと
いろいろな場所に置けて良い

今日もご近所の方に買われていきました

店内も来たる食欲の秋本番に向け、うつわ大充実
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欠品していた砥部焼のそば猪口も再入荷

このシリーズ、好評につき新たな企画もしているのでお楽しみに


Allegoryには珍しく、こんな模様のプレートも
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紳士が自転車でぐるぐる・・

紳士・・自転車・・と来れば
浮かぶのはツール・ド・フランス

という訳で、フランスへ行ってまいりました(急カーブ)
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強引に話を繋げましたが
フランスへ行っていたのは本当です

今回もスーツケースは半分空けて出発です
帰りに少しでも荷物を詰める為

これまでの買い付けの教訓を活かして
エアーパッキンやダンボール、ガムテなど多めに

準備は上々、いざ買い付けへ
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蚤の市と呼ばれるような場所、小さな露天商
日本で言うところのリサイクルショップなど

読めないフランス語に翻弄されながら見知らぬ道をゆく

フランスバイイングに関してはまた次回

買ってきた商品は洗浄やメンテナンスをして
11月頃から店頭に並べる予定です

少しだけ、チラ見せ
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フランスのアンティーク文化は古いことに価値がある

もう手に入らない
作ることができない

だから、価値がある

というのが基本にあります

そもそも、アンティークという言葉も
製造されてから100年以上経過した骨董品、という定義があり

美術品、手工芸品、工芸品などを指すそうです

今回は手の出ないアンティークではなく
世間一般でブロカントと呼ばれる古道具を

フランスの家庭で使われていた
少しジャンクな道具やインテリア

そんな物を中心に、
アレゴリーの道具と組み合わせて
気軽に取り入れられる物を選んできました

旅の様子も併せて少しづつ裏日誌でもUPしていきます

今日はこの辺で・・の前に
最後にお知らせ

代官山店の営業時間が
10月より変更になっております

《12:00〜19:00》

お間違えのないように宜しくどうぞ

そして、旅から戻ったばかりですが
来週は店主と共に再び南へ

あっちにこっちに慌しいですが
こちらも面白い物を探しに学びに、行ってまいります

不在がちな10月ですが
これからの入荷をお楽しみに、とうことで

それではまた再来週!

プレスかとう




 

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