代官山で器や生活雑貨を扱うアレゴリーホームツールズと母体の株式会社アレゴリーにまつわるいろいろをプレス兼水曜日当番が気まぐれに綴る裏業務日誌。

うつわ女子 vol.10

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もうあのシリーズやらないのかな?

 

こっそり思っている方もいた筈

いえどうか思っていて欲しい

 

安心して下さい続いていますよ

今日は久々のうつわ女子

 

遡ったら前回のVol.9から4年の月日が流れておりました

 

また4年!

オリンピック基準ここにも

 

気長だけが取り柄なので許して頂きたい

 

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さて今回の女子は

きりりとショートカットの似合うM氏

 

ファッションのお仕事をしています

おしゃんでおきゃんなひと

 

出張で福岡から上京中

飛行機までの僅かな時間に立ち寄ってくれました

 

遠くに住んでいながらも

毎週この裏日誌を読んでくれているとのこと

 

ありがたや

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時間がない!と駆け足で店内物色中の氏

 

こっそり様子を写真に収めましたが

眼差しが真剣すぎて鋭いナイフのようでしたので自粛

 

ヒットマンが標的を狙うような

真剣な目線の先にあるのはまぁタオルなのですが

 

でも私は見逃しませんよ

右手にさり気無く掴んでいるこれを

 

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泣く子も黙るナチュロン

 

店内で迷わずこれを手にしている人は皆

勝手に裏日誌の読者であると推測している私です

 

 

「いやぁ、思わず近くで手に入れましたすみません」

 

いえいえ

良いんですよ

 

スポンジ買うために上京されたら逆に心苦しい

 

「でも、やはりアレゴリーでちゃんと買わなくては!」

 

心遣いが100倍嬉しいです

ありがとうございます

 

自由に書かせてもらっているとはいえ

ここはアレゴリーのお店あっての裏日誌

 

やはり記事を読んでわざわざ足を運んで頂けるのは

何よりも嬉しいのです

 

ネットで同じものがすぐに手に入ってしまう時代ですから

 

次に手に取ったのは美濃焼のお皿

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長角皿と呼ぶにはそこまで長くなく

正方形でもない

 

ちょっと横長、くらいのお皿

角を落としてあるのも少し変わっています

 

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古染付という古くからある絵付けの技法で

コバルトブルーの顔料が焼くと藍色になります

 

少し懐かしいような、骨董市にありそうな

でも磁器だから電子レンジにもかけられるという優れもの

 

短時間で迷わずにこれを手に取るのは

彼女の野生の勘とセンスにちがいない

 

ちなみにこれは私が何年か前に撮った彼女の横顔

 

見た目が全てとは決して思わないけれど

その人の美しさは姿勢や佇まいに必ず出ると思う

 

隠してもはみ出ちゃうものだなぁと

この時に思ったのを今でも覚えています

 

私が彼女に憧れるのは

凛としているのにユニークで謙虚なところ

 

美人さんなのにカメラ向けると

 

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だいだいこういう顔をする所も好きです

 

ふと襟元を見ると

突っ込みまちなブローチ

 

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あなたっぽいから、と友人がくれた

というのも何だか分かる

 

このブローチは古いスカーフの図柄の部分を切り抜き

綿を詰めて作っているそうです

 

洒落とんしゃ〜

 

思い出したように博多弁を使ってみたのでした

 

(かとうは若い頃に少しだけ福岡に住んでいたのです)

 

これがアップされる頃は丁度

機上の人となっているであろう彼女

 

忙しい中をありがとうございました

 

ちなみにM氏には

超絶素敵なハズバンドがいるのですが

 

彼女が描いたその旦那様のお店のイラストもまた

超絶素敵なのでそっと載せておきます

 

http://trunk-fukuoka.strikingly.com/

 

それではまた来週!

プレスかとう

 

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キッチン鋏についての考察

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たまには真面目に道具の話でも

 

少し前、来店されたお客様が

キッチンばさみを真剣に迷われていました

 

毎日使うし、一日に何度も使うから良い物が欲しい、と

 

 

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店頭には2種類取り扱いがあったのですが

お客様が目を輝かせていたのがこちら

 

爪切りで有名な関チョーサーのキッチンばさみ

 

日本ではそれほど知られていませんが

アメリカでは爪切りといえば「SEKI」

 

私達の知らない所で絶大な支持を得ているそうで

 

以前からお取り扱いのある

貝印(カミソリで有名な)のピーラーと同じ匂いがします

 

開発&ブラッシュアップを続ける過程で

こんなのも作ってみたけどどう?的なプロダクトずるい

 

しかもだいたい良い物だから尚ずるい

 

オールステンレスで食洗機や煮沸消毒もOK

 

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CHAUCER という文字が光る

 

ピンはいつものごとく合わない

 

角度を変えてどうか

 

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ピンが更に合わないばかりか

青空を写し込んでしまった 

 

ただの下手か

 

何を伝えたかったかというと

 

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鋏を大きく開いて

ロゴ下のビスを合わせると

簡単に分解できるのが良い

 

ということでした

 

そのお客様は

「切れ味が良くて分解洗いできる鋏があれば、包丁はほとんど要らないのよ」

 

とまでおっしゃっていたのですが

 

確かに野菜もお肉もチョキチョキと切れそうな感じではある

 

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特に意味はないけど分解した姿も綺麗

用の美があるのも大切

 

分解して洗えれば確かに清潔に保てるし

気兼ねなく食べ物を切る「刃物」としての戦力になる

 

正直なところを言うと

自分の中であまり重要な位置づけになかったキッチンばさみ

 

パッケージを開封するとか

野菜を留めてある紐を切るとか

自分が使うのはその程度でした

 

お客様との会話をきっかけに

実際に使っている方のレビューを読むうち

 

そしてこれで切ったらしき

鶏モモ肉のスパッとした断面を見るにつけ

 

DAN DAN 心惹かれて(ラブ90年代)

 

これなら時間の無い時

そのままチョキンチョキンと切りながら鍋に入れたりできるんじゃないかとか

 

何ならまな板も汚れずに済んでラッキーかもとか

 

想像していることがだいたい自分がラクできる前提なの気になりますが

 

DON DON 欲しくなってきた(今ここ)

 

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動かすと

 

しゃきん、しゃきん、と実に良い音がします

 

加えて実際に分解する時のカチャリとした手ごたえ

それなりにずしりと手に乗る重さ

 

私がゲームの中の人ならば

 

「かとうはいいはさみをてにいれた!」

 

と字幕が出てくるような感じ

ゲームしないけど

 

100均にもキッチン鋏はありますが

久々真剣に導入を検討したいなと唸った道具でした

 

気になるお値段 ¥5346

 

高いと取るか安いと取るかですが

台所のヘビーユーザーならばまず嬉しい道具ではないかと

 

近づく母の日

いつもと違った贈り物にも激しくおすすめです

 

最後に、刃物繋がりで

 

少し前にお誕生日だった私に

店主が業務用のペティナイフをくれました

 

安定の燕三条産です

 

ひとことも言ってないのに

なぜ私が包丁(特に肉用)が欲しいと分かったのかは謎

 

そして業務用であるが故に

パッケージやロゴなどにやや突っ込み処はあるものの

スペック重視においてそこはスルーしお礼を言いました

 

 

 

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ダサい自覚あったらしい

 

乗りこなせる自信特に無いのですが

 

ありがとうございます

今年も一年頑張ろうと思います

 

 

それではまた来週!

プレスかとう

 

 

JUGEMテーマ:キッチン雑貨

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続・飾る、しまう (そして出かける)

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今日は風が強いですね

一歩お店を出るとおでこが全開になります

 

4月はなんとなく新しい季節なので

久しぶりにインテリアについて

 

新生活をスタートされた方はもちろん

特に新しい生活でなくとも

身の回りを整えたくなる今日この頃

 

ついこまごまと増えてしまうアクセサリー

見せながら楽しく収納するブラスのアクセスタンド

 

以前ピアススタンドをご紹介しましたが

 

ネックレスの掛けられる

こんな大きなサイズも入荷しています

 

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華奢なネックレスって保管の仕方が難しく

使おうと思った時に限って絡まっていて

「イーーーッ」となりませんか?

 

私はなります

 

1本づつケースに入れていれば

絡まないけど一目でわかりにくい

 

そんな女性特有のお悩みを解決する

真鍮のネックレススタンド¥5940

 

フック部分からの長さが26cmなので

50cm程度のロングネックレスも擦らずに掛けられます

 

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ネックレスだけでなく

ブレスレットやピアスと一緒にディスプレイしたり

 

見せながら、選びやすく使いやすく収納できます

 

なのでこのシリーズ

 

インテリアとしては勿論ですが

アパレルのお店や

ハンドメイドでアクセサリーを作っている作家さんなど

 

色々な場所で色々な使い方をして頂いています

 

つい先日国分寺の駅直結でOPENした

ミーツ国分寺という駅ビルの中にある

 

FIL DE FER さん

 

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フランスの図書館で使われていた棚や

古い体操の平行棒など個性的な什器にお洋服が並ぶこちらのお店でも

 

アクセサリーのディスプレイに

Allegoryの物たちをお使い頂いています

 

重厚なアンティークのケース

 

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近くで覗いてみると

 

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いました

 

真鍮のピアススタンド

 

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あんなトレーや

 

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こんなトレーもFrom アレゴリー

 

武骨な雰囲気のお店には

アイアンやスチールの質感も相性が良いです

 

植物と一緒に並べたりするのは

家で真似しても可愛いのではないかと

 

お店のディスプレイを見てなるほど~となったり

 

自宅のインテリアの参考にしたりすること

私はけっこうあります

 

しまうだけでなく、たまには見せる

それがスマートに美しかったら尚良いかと

 

さてさて話変わって

 

今日店番をしていましたら

カフェを運営されているお客様がご来店

 

以前からアレゴリーのうつわを

カフェでもお使い頂いているとのこと

 

千葉県の富津にある

CAFE GROVEさん

https://cafe-grove.space/

 

こんな風に使ってますよ~と

色々とお写真を見せて下さった中に

 

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発見しました

 

お馴染み4th-marketのプラートシリーズ

 

(お写真はカフェグローブさんのFBよりお借りしました)

 

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私の愛して止まないノーチェのお皿

 

上にのっている美味しそうなマフィンはなんですか!!

 

食いしん坊はその後じっくりと

カフェグローブさんのFBページを読み込み

 

季節ごとのマフィン(いちぢくやラフランス、苺、ブラッドオレンジなど)を確認し

 

あまりにお腹が空いてしまい

アルフォートをかじりながらこれを書いています

 

最後にオーナーの濱本さんが

こんなところにあるんですよ...と見せてくれた

 

このYOUTUBEが大変ツボでした

 

失礼を承知で言います

 

遠い・・・・笑

 

 

googleで、富津 カフェと検索すると

 

「カフェグローブは田舎感がすごい!」というブログや

 

食べログには、google mapだと道がないけれど行けますとか

 

立地について触れた情報が沢山出てくるのですが

 

その辿り着けなさを含めて

皆さんが楽しむ様子が伝わってきて

俄然行ってみたくなってしまったのでした

 

これから新緑の季節

千葉方面へドライブされる方は

ぜひ辿り着いてみてください

 

それではまた来週!

 

プレスかとう

 

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耐熱陶器の簡単レシピ/素麺で菜の花とホタルイカのパスタ風

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春のお楽しみ 

それは菜の花

 

芽キャベツと並んで

マイフェイバリット野菜in春

 

何かと慌ただしかった3月

家で食事をする時間が少なかったものの

それでも菜の花はよく食べていた気がします

 

ある日も考え事をしながらスーパーに立ち寄ったら

 

散らかっていた事がうまく頭の中でまとまり

鮮魚コーナーでこそこそ携帯へメモをしたりしつつ

 

(こういうことありませんか?私はよくある)

 

忘れないうちに、、と帰ってそのまま仕事をし

ふとひと段落

 

玄関に放ってあったビニールに入っていたのは

菜花とイカ、バナナがひと房

 

支払いはちゃんとしましたよね...と

人としてまず最低限の義務をレシートで確認しつつ

 

無意識に選んだ3品に入っていたあたり

確実に好きなんだと自覚した次第でした

 

しかし冷蔵庫には他に何もない

 

となると

強制的にメニューは決まってくるわけで

 

米か麺か

 

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麺があった

 

http://www.kinosuke.net/

小豆島の真砂喜之助製麺の太麺

 

素麺は細ければ細いほど好きな私ですが

こちらの太麺はそれとはまた別の美味しさがあります

 

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一つかみの素麺

 

 

コンロはダブルでいきます

 

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麺を茹でつつ

 

いつものあれにオリーブオイルを熱して菜の花 in

 

 

床に見切れているのは私の左足

スリッパは履いていません

 

 

軽く火が通ったらホタルイカ in

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味付けは酒を一振りと塩のみ

梅昆布茶を少し入れても良いかも

 

素麺にもほんのり塩気があるので

むしろそのままでもいいくらい

 

硬めに茹でた素麺を和えて完成

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食べるまで10分かからず

超・時短メニューと呼んでいいかと

 

素麺だと小さな鍋でもさっと茹でられて

食べた後のお腹もパスタより少し軽い

 

細麺で作るとチャンプルーみたいになるのかも

 

しかもレシートを見たら

ホタルイカおつとめ品で100円

やるな無意識の自分

 

裏日誌を読んでいる友人に

 

「忙しいのに色々作ってるけど大変じゃない?」

的なことをたまに言われるのですが

 

単にそこ(食)を疎かにすると自分が辛い

というだけのような気がします

 

立ったまま食事を取るような余裕のない時も

自分で作ったのを食べているほうが調子がいい

 

元々の気質もあるかもしれませんが

これはAllegoryで仕事を続ける中で身に付いたのが多分にある

 

お店が出来てから間もなく

10年目に突入するわけですが

 

早いようで長いようで

んーやっぱりそこそこ長い

 

先日、前にAllegoryで働いていたスタッフが

ふらりと遊びに来てくれました

 

可愛い差し入れも一緒に

 

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夢のように美味しかったんですが

食べたことありますか?

 

代官山に最近OPENした

Hi-CACAO CHOCOLATE STANDのチョコレート

 

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小さきものハンターの胸を

正面から打ち抜くこのサイズよ

 

一口サイズなのですが

味わう前にうっかり飲み込んでしまい

 

今のなし!今の絶対なーし!!!

と叫びたかった

 

会いに来てくれてありがとう

 

仕事では離れても

縁がゆっくり続いていくのは嬉しいことです

 

袖振り合うも多生(他生?)の縁

振りあって生きて参りましょう

 

それではまた来週!

プレスかとう

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